米トルコ両外相、シリア問題で共同記者会見
2012年02月13日付 Hurriyet 紙

アフメト・ダウトオール外相は、アメリカのヒラリー・クリントン国務長官とワシントンで共同記者会見を行った。

ダウトオール外相は、シリア問題について微細にわたり話し合いを行ったとし、「シリアで武力衝突が高まっている。もはや待っていられる状況ではない。人々が爆撃されているのに、傍観することはできない。人道的なイニシアティブが発揮されることが必要だ」と述べた。
ダウトオール外相は、民主的な文化を保有することはシリアの権利だと述べ、「シリアにおいて、(問題が)解決に至れば、このことから最も利を得るのはトルコとなる」と話した。ダウトオール外相は、「我々は、アラブ連盟の行った全ての努力に対して敬意を表す。我々はその決定を支援する」と述べ、シリアについて、他の(外交上の)パートナーたちと話し会う予定であることを明らかにした。

■我々はイランのために仲介役をかってでることができる

ダウトオール外相は、ヒラリー・クリントンと地域的な問題について話しあい、「我々の前には共通の、重い議題がある。安全保障と経済の分野で、我々にはパートナーだ。我々は共通の好機と共通の問題に対して向き合っている」と述べた。
ダウトオール外相は、両国がイラン問題において、結論に至るような試みを行いたいとし、「トルコはイランとの対話を続け、何らかの形で支援のあり方を提案する予定だ。我々はイランのために仲介役をかってでることができる」と話した。

■アサド政権は必ずや終わる

アメリカのヒラリー・クリントン国務長官は、シリアにおいて平和的な解決を望んでいることを強調し、「我々は暴力が終わることを望んでいる。シリアにおいて解決策を見つけるという点において、ダウトオール外相と私は積極的な役割を果たすつもりだ。人道的な状況の改善のため、トルコとアメリカは協働していく」と述べた。クリントン長官は、「アサド政権は必然的な終わりに向かって進んでいる」と述べ、アメリカがアラブ連盟の努力を支持していることを表明した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:能勢美紀 )
( 記事ID:25545 )