アンタリヤ市、空港リムジンバス会社に業務停止命令
2012年02月16日付 Hurriyet 紙


アタテュルク空港で市内への交通の足であったハヴァシュ社(空港地上サービス会社)の運行停止に関する司法プロセスが続いている中、ハヴァシュ社にとって悪い知らせがアンタリヤから届いた。

アンタリヤ空港と市内間を結ぶ交通の足であったハヴァシュ社の運行がアンタリヤ市により停止された。ハヴァシュ社の情報筋は、「アンタリヤでは、市が我々の業務を停止させた」と説明し、一方アンタリヤ市は「不法な乗客輸送を行っていた」と主張してることが話題となっている。
ハヴァシュ社は、アンタリヤの空港と市内中心部間の乗客輸送サービスを2台のバスで、一日24時間行っていた。
ハヴァシュ社が不法な乗客輸送を行っていたと主張するアンタリヤ交通計画・鉄道システム局局長エミン・ペフリヴァン氏は、アンタリヤでは18の公的諸機関から成る市交通調整センター(UKOME)総会としてこの決定を下したと述べた。ペフリヴァン氏は問題の決定理由を次の通り説明した:

「ハヴァシュ社の市内乗客輸送において、全く許可証がないことが判明しました。これでは一種の不法な乗客輸送となります…。ハヴァシュ社は、この問題について2009年にUKOMEに許可申請をしていましたが、実はこの申請は却下されていました。その決定にもかかわらず、輸送業務を継続していたのです。私がこの職務につくまでに、そして私がこの職務についた後も、ハヴァシュ社に対して7、8回注意を行いました。私も2回、注意書を送付しました。しかし、この要請に回答がなかったため、車両を拘束する決定をし、この決定を適用しました。」

エミン・ペフリヴァン氏は、市自治体も問題とされている路線で乗客を輸送していると述べ、「市は乗客を1.75クルシュで運んでいます。ハヴァシュ社は知る限りでは12リラで運んでいました。もしこのサービスを提供することにおいて、彼らの側に法的な根拠があるならば、それを提示するようにと述べているのです。しかし、何らかの証明書類が我々に提示されることは無かった」と話した。

ペフリヴァン氏は、どうしてハヴァシュ社は無許可のまま長期間にわたり乗客を運んでいたのかとの質問に対して、「市の交通システムの不便さから市民が被害をこうむることがないようにと、大目にみていた状況となっていたようです」と答えた。

■イスタンブルでは何が起きたか

アンタリヤでの運行で問題が生じているハヴァシュ社が、さらなる問題に直面しているもう一つの場所は、イスタンブルのアタテュルク空港である。ハヴァタシュを通じてサービスを提供しているギュナイドュン・ツーリズム社は、イスタンブル広域市が行った入札で、2300万トルコリラを支払い(この委託事業を)獲得し、またハヴァシュ社が「不法な乗客輸送」を続けているとの訴えを起こした。これに関し、イスタンブル広域市は、ハヴァシュ社の業務停止決定を行った。ハヴァシュ社は、この決定につき法的権利を行使するとした。
ハヴァシュ社は、イスタンブル、アンタリヤ、アンカラを含む計15の県で乗客輸送サービスを提供している。

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( 翻訳者:石川志穂 )
( 記事ID:25579 )