サーレヒー外相、バーレーン人民を擁護する書簡を発表
2012年02月16日付 Iran 紙

 イラン・イスラーム共和国の外務大臣は、抑圧されたバーレーン人民による蜂起の1周年記念日に合わせ、地域・国際機関の指導者らに対してそれぞれメッセージを送り、その中で人々が弾圧されているバーレーンの遺憾な状況について懸念を表明、同国の民間人に対する外国の軍事介入がもたらす結果について警告を発した。

 アリー・アクバル・サーレヒー外相はこれについて、国連事務総長や安保理議長、イスラーム協力機構事務総長、EU外交政策責任者、アラブ連盟事務局長、アフリカ連盟事務局長、非同盟運動(NAM)議長に対して、それぞれメッセージを送付した。

 サーレヒー氏はこのメッセージの中で、イスラーム的、人道的、倫理的な義務の観点からバーレーン情勢に対するイラン・イスラーム共和国の深い懸念を表明した上で、無辜の民間人に対する外国の軍事的な介入がもたらす深刻な結果に対して警告を発し、さらにバーレーン政府と干渉主義的な国々が果たすべき国際的な責任を強調した。

 同氏は自身の書簡の中で、市民としての正当な権利を実現し、バーレーンにおける差別的な政策・人権侵害に抗議するために立ち上がった、同国のムスリム人民による平和的運動に対して、暴力的な弾圧が続けられていると指摘した。

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 サーレヒー外相は自身のメッセージの中で、さらに「国際的な意志決定に基本的な役割を果たしている一部の当事者たち〔=欧米諸国〕のダブルスタンダードな姿勢、偽善的な態度こそ、バーレーンにおける人権のシステマチックな侵害に関与している国内外の者たちを、日々勇気づけているものに他ならない。彼ら〔=欧米諸国〕は完全に意図的な形で、あらゆる政治・メディア・プロパガンダ的な手段を用いて、事実上、バーレーンの民間人の殺戮・拷問に加担しているのである」とも指摘した。

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( 翻訳者:8408166 )
( 記事ID:25615 )