ガザ地区の電力会社、エジプトから大量の燃料を密輸し発電を開始
2012年02月20日付 al-Quds al-Arabi 紙

ガザ地区の電力会社、エジプトから大量の燃料を密輸し発電を開始

2012年2月20日『クドゥス・アラビー』

【ガザ:本紙・アシュラフ・アル=ハウル記者】

昨日[2月19日]ガザ地区の唯一の電力会社は、トンネルを通してエジプトから大量の燃料を密輸し、4台の発電機のうち1台を稼動させた。ガザ地区では、先週から住民を苛んでいる電力危機がいまだに続いており、燃料の密輸はエジプトは燃料をガザ地区に供給し電気供給量を増加することで電力危機を解決するという約束のもとで行われた。

エネルギー局が発表したところによると、ガザ地区南部とエジプトを結ぶトンネルを通しディーゼル燃料30万リットルを輸入し発電所にある4台の発電機のうち1台を稼動できたという。

またエネルギー局によると、今回の燃料は、「日常的に発電所を正常運転するのに必要な量に関するエジプト当局幹部による公式の合意と約束に含まれない」限定的なものであるという。エジプトは、先週エジプトからの密輸燃料が途絶えたことで発電所が運転を停止した後、ガザ地区に燃料を援助することを約束した。

発電所は2台の発電機の運転のために一日当たり5万リットルの燃料を必要としており、一昨日エジプトはガザ地区にこの量の燃料を援助することを約束したが、これは公式の手続きにのっとったものであった。

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:25627 )