ディヤルバクル城内で発見の人骨、100年以上前のものと判明
2012年02月28日付 Radikal 紙

ディヤルバクル城内の発掘作業現場で見つかった人骨は、少なくとも100年前のものであり、また動物の骨が一部含まれていることがわかった。

法医学協会によると、「文化観光庁が進めるディヤルバクル城の城壁改修工事の作業現場で1月12日に発見された骨」の多くが動物の骨であることが判明した。またこの骨の一部は、この地域で起きた未解決殺人に関係する可能性があることも報じられた。

法医学協会の調査の結果、まとめられた5項におよぶ報告書によると、発見された骨には死因を特定できる証拠が全く残っておらず、そのままの形で残っている骨の組織からも、銃痕、ナイフ、錐やハンマーなどの道具あるいは、爆発などによる破損が一切見られなかったことが明らかとなった。報告書では、骨は少なくとも100年間地中にあること、見つかった骨の中に複数の種類の動物の骨と歯が数多く含まれていたこともわかった。

法医学協会により明らかにされた情報:

・鉱物学的調査によると、発掘現場から採取した土のサンプルでは、鉱物共生が起こっており、粘土の割合が少ない。
・現場の岩石学的調査では、基礎部分にあるオフィオライト岩体が分裂して土壌を形成している。
・発見された骨には死因を特定できる証拠が全く残っていない。そのまま残っている骨の組織からも銃弾、ナイフ、錐やハンマーなどの道具あるいは、爆発などによる破損が一切見られなかった。
・骨には少なくとも100年間、地中に埋められていたことによる形状の変化が確認された。
・骨は長期間埋まっていたことにより、そのままの形状では残っておらず、破片の状態で残っているため、何人分の骨なのか、また遺体の性別や年齢などの特徴が形態学的に確認できない。
・送られた骨の中には、複数の種類の動物の骨と歯が数多く含まれている。
・採取された歯のサンプルの分子は、遺伝子学的調査が継続中である。
・継続中の調査は完了後、追加報告の形で発表される。
・以上がまとめられ、ディヤルバクルの共和国警察に送られた。

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( 翻訳者:池永大駿 )
( 記事ID:25707 )