移植された身体部位はどこに埋葬されるべきか?―宗務庁見解発表
2012年03月01日付 Milliyet 紙

宗務庁の宗務高等委員会は、他者に移植されるために摘出された臓器が、本来の持ち主が埋葬されることで、持ち主から(文字通り)切り離されてしまうことになると述べ、墓を掘りおこさないということを条件に、臓器の本来の持ち主、もしくは移植された人の墓地の一画、または墓地の適当な場所に、布でくるみ埋葬することが望ましいと発表した。

宗務庁広報の文書での発表によれば、宗務高等委員会は、アクデニズ、ハジェテペ両大学で行われた臓器移植手術の後で、世論が提起した疑問について回答した。

委員会は、移植のためにドナーから摘出された臓器はその後どこへ埋葬されるべきか、という問いに関して回答し、次のように述べた。「検死を行うとか、個人所有の土地に埋葬する、道路の拡張や公共の利益のためといった必要に迫られた状況がない限り、いったん埋葬が完了した墓を掘り起こすことは、宗教上許されることではありません。他者に移植するために摘出された臓器は、本来の持ち主が埋葬されることにより、持ち主から(文字通り)切り離されてしまうことになります。墓を掘りおこさないということを条件に、これらの臓器の本来の持ち主、もしくは、移植された人の墓の一画、または、墓地の適当な場所に布でくるみ埋葬されることが望ましいでしょう」

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( 翻訳者:丸山 礼 )
( 記事ID:25715 )