イスラエル、キプロスに海底ケーブルで電気供給
2012年03月05日付 Zaman 紙

南キプロスとイスラエルの間で海底電気ケーブルプロジェクト(通称:ユーロアジア・インターコネクト)に関する基本合意がクドゥスで調印された。

南キプロスのアリシア紙(Alithia)によると、2016年の完成を目指し、イスラエル-南キプロス間で水深2,000m、287kmに及ぶ海底電気ケーブルが敷設される。南キプロス側は、ケーブルはギリシャ経由で欧州大陸と結ばれることを見込んでいる。

イスラエル電力公社のイフタッハ・ロン・タル取締役会会長は、この「ユーロアジア・インターコネクト」プロジェクトを歴史的イベントと位置付けた。イスラエルのエネルギー・水資源省ウジ・ランダウ大臣は、「イスラエルは、キプロスや欧州から電力のバックアップを受けられるようになり、将来的にはイスラエルからキプロスや欧州に向けエネルギー供給を行うようになるだろう」と述べた。

ギリシャの電力公社傘下の「DEH Quantum Energy」のアタナシオス・クトリディス取締役会会長は、調印式でスピーチを行い、今回の合意により関係当事者すべてが恩恵を受けることになる、と述べた。同会長は、ギリシャのエネルギー生産効率は向上し、欧州の主要エネルギー供給拠点となるだろうと語り、「キプロスはエネルギーを国内外に安定的に供給するようになる」と表現した。

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( 翻訳者:山根卓朗 )
( 記事ID:25743 )