アムネスティ・インターナショナル、ユーロビジョン開催予定のアゼルバイジャンの人権状況を批判
2012年03月11日付 Hurriyet 紙

アゼルバイジャンの人権状況は悪いと主張する一部の人々が、5月にバクーで開催予定のユーロビジョン・ソング・コンテスト2012への参加拒否を呼び掛けている。

アルメニアが不参加を表明し、アルメニアの歌手が「参加拒否」の呼びかけを行った2012年ユーロビジョンは、アゼルバイジャン政府にとっては、国の紹介とバクーが文化的中心都市になるために非常に重要である。

アムネスティ・インターナショナルは、反体制派の平和的なデモ行進ですら警察の激しい介入にあったり禁止されたりし、記者らが逮捕されていると批判している。

アムネスティ・インターナショナルは、ヨーロッパ・アジア・プログラムの副責任者のジョン・ダルフイセンが、ガーディアン紙に話し、アゼルバイジャンは人権を尊重する、民主的な国家になるよう訴えた。「ユーロヴィジョンで人権侵害に覆い隠すことはできない」と述べたダルフイセンは、アリエフ政府に平和的なデモに対する姿勢を変えることを望んだ。

EU議会や、フランス、アイルランド及びオランダの一部の人権活動家が行った参加拒否の呼びかけの目的は、アリエフ政権へのメッセージを与えることである。

アゼルバイジャン政府は、コンテストを主催する欧州放送連合に観客の安全と検閲を行わないことを保証した。

ヨーロッパ放送協会関係者は、ユーロビジョンは政治的な組織でないとして、参加拒否の提案に距離をおいている。

イギリスは、1970年代に北アイルランドで行ったことを理由に同様のキャンペーンに直面したことがある。

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( 翻訳者:新井慧 )
( 記事ID:25784 )