軍統合参謀長、シオニスト体制に警告
2012年04月08日付 Jam-e Jam 紙

 軍統合参謀長のフィールーズアーバーディー少将は、「もしイスラエルがほんの少しでも過ちをしでかすようなことがあれば、占領された地〔=イスラエル〕の主要部分の多くを、われわれが耕作することになるだろう」と強調した。

 ファールス通信の報道によると、セイエド・ハサン・フィールーズアーバーディー司令官は軍統合参謀本部関係者らとの面会の中で、次のように述べた。「〔現在の〕世界・地域情勢、そしてイラン・イスラーム共和国の力強さ、抑止力は、戦争の悪魔をこの国から追い払ってきた。死と隣り合わせにいるエルサレム占領者のシオニストたちの妄言以外に、誰からも戦争に関する話など聞くことはできない」。

 フィールーズアーバーディー氏はさらに、次のように強調した。

われわれはイスラーム教徒の後見人〔=最高指導者〕の兵士にして、イランの地と純粋なるムハンマド的イスラームの守護者として、偉大なるイランの安全保障環境から戦争の悪魔を遠ざけてきたと自負している。それとともに、イラン・イスラーム共和国の強力な軍隊は、自らの本来的任務に基づき、常に臨戦態勢にいるということ、そして戦争屋たちの謀略・陰謀・合意を常に監視しているということを、〔世界の〕全ての人たちに宣言する。

 同氏はその上で、「シオニスト当局者たちは、自身の指導者〔※オバマ大統領のことか?〕の話をよく聞き、妄言はやめた方が良いだろう」明言した。

革命防衛隊、正月休みにおける敵の陰謀を無化

 イスラーム革命防衛隊総司令官も革命防衛隊の各部隊の責任者らとの、新年初めての合同会議の中で、最近の〔国会〕選挙は国民のめざましき政治的成長と知的レベルの向上、そして人民と指導者の深き絆を示すものだと述べ、「〔先の〕国会選挙では、様々な政治的党派が人民から取り残され、逸脱した党派が排除されたことは、国にとって昨年〔=〜3/19〕中の最も重要な出来事であった」と述べた。

 メフル通信によると、モハンマド・アリー・ジャアファリー少将はイラン暦90年〔2011年3月〜2012年3月〕の革命防衛隊の成果について、内的次元と外的次元の二つの点から説明を行い、次のように付け加えた。

敵が正月休みのときに国内で実行しようと企んでいた重要な陰謀を無化したこと、革命防衛隊宇宙工学部隊によるミサイルや無人航空機の分野における新たな研究に結論が出たこと、国民力が向上し、国の北西〔=イラクやトルコとの国境地帯〕や南東〔=パキスタンとの国境地帯〕において持続的安全が確立されたこと、そして国会選挙における安全確立にバスィージ隊員らが役立ったこと、これらを90年度における革命防衛隊の重要な国内行動として挙げることができる。

 同総司令官はまた、「国民生産、ならびに労働とイラン資本の保護の年」という最高指導者が命名した今年のスローガンに注意を促した上で、「革命防衛隊は今年のスローガンを実現するための行動を、直接的、間接的に起こすことができる。直接的に行うことができるものとして、革命防衛隊の各部隊によるイラン産製品の購入・活用、ならびに外国製品のボイコットなどを挙げることができる。また間接的なものとしては、革命防衛隊は石油産業や建設、国の経済などで政府を支援したり、バスィージを使って政府・民間部門の各層に国内製品の購入を呼びかけたりすることができるだろう」と語った。

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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:26027 )