エジプト:輸出
2012年04月12日付 Al-Ahram 紙


エジプト:輸出

■輸出成長は、我々の市場を保護、ビジネスマンはさらなる支援を求める。

2012年04月12日『アル=アハラーム』

【イブティサーム・サアド、ムハンマド・ハンマード】

海外商工業相のムハンマド・イーサー氏は、以下のように述べた。エジプトの輸出は、前年比18.5%の成長を実現した。これは従来市場の保護と、地域市場での輸出機会の利用に役立った。

2010年の1,100億ポンドに対し、[2011年の]輸出額は、1,310億ポンドに達した。ムハンマド・イーサー氏は、シンポジウムの開会時に、エジプト社会が現在経験している変化に関して指摘し、生産と輸出活動の効率を向上させるために、知識経済の構築の重要性を強調した。このシンポジウムは輸出と付加価値連鎖の活用にむけての経済効率向上に関するもので、同省のマーケティング調査部門と商品・情報研究部門が開催したものである。、それに加えて、マーケティング調査部門と商品・情報研究部門の代表のフサイン・アムラーン氏は、研究や調査でなされた尽力について指摘した。これら研究・調査は、正確なデータや情報に基づいており、決定権を持つ者やビジネスマン、輸出業者、障害を克服するメカニズムに関心を持つ者を支援するためになされた。

他方で、エジプト人ビジネスマン組合の輸出入と国内商業委員会は、2013年までのエジプトの輸出戦略について議論した。委員会の代表のアラーウ・アル=バヒー氏は以下のように述べた。エジプトの輸出業者の目前には多くの障害がある。その中でも重要なのは、54億ポンドまで輸出支援規模の拡大の必要性だ。とりわけこれは極めて貧弱であり、その割合は10%であるが、税金を支払うと6,5%だけになる。また以下のことを指摘した。食料の輸出は、30日近く工場が閉鎖されたものの1月革命の影響を受けなかった。しかし我々は、中国政府の為替レートへの介入の下で、市場への中国の侵略のために悪影響を受けた。それは、我々は製造コストの削減と様々な市場での中国製品の競争力を増加する結果になった。同委員会の副代表のウマル・バルバウ氏は、国内通貨が圧迫されないために、国内商業部門において優先順位を取り決め、国内消費にその優先順位を与えることを要求した。同委員会の副代表のムスタファー・アン=ナッガール氏は、輸出用生産を目指す製造者が直面している窒息的な問題の解決のために組織する、陸上・海上輸送隊網の開通の必要性を確認した。海外への米の輸出禁止の決定について、同委員会の会員のナーイラ・ウルーバ女史は、エジプト米の輸出禁止の決定は全く検討不足である。価格の下落を恐れて、エジプトの農民は農業に嫌気がさしてしまった。結果として民間、公共ともに投機家は動きを停止してしまった、と述べた。

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( 翻訳者:岡裕一朗 )
( 記事ID:26052 )