イラクのマーリキー首相、「トルコは地域の敵になりつつある」
2012年04月20日付 Hurriyet 紙

イラクのマーリキー首相は、トルコが地域における「敵性国家」になりつつあると述べた。

ヌーリー・アル=マーリキー・イラク首相は、レジェプ・タイイプ・エルドアン首相の発言が、イラクの内政に干渉していると主張した。

イラク首相府は文書で声明を発表し、エルドアン首相がカタール訪問に先立ち行った発表を批判した。マーリキー首相は次のように主張している。

「エルドアン首相による直近の発表は、イラクの内政に干渉しようとする態度を再び示したものである。エルドアン首相は、依然として、地域における支配権を獲得しようとする幻想をいだいているといわざるをえない。この(直近の)発表は、残念ながら、エルドアン首相が以前に否定した宗派的(mezhepçi)態度を含むものである。
しかし、この点は、すべてのイラク人によって認識されており、否定されているものである。こうした地域政策を継続することは、トルコの国益に害をおよぼし、トルコをすべての人に対し敵対する国家のするものである。」

[訳者注:エルドアン首相は、北イラク・クルド自治政府のバルザーニー大統領との会見後に、カタール訪問した。カタール訪問に先立ち、アンカラの空港で記者会見をし「現在のイラクの動きは望ましくない方向に向かっている」と述べた。]

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:26135 )