エネルギー相、スィノプ原発建設暫定合意は交渉開始のためのもの
2012年04月22日付 Yeni Safak 紙


ユルドゥズ・エネルギー相は原発交渉に向けて発電株式会社(EÜAŞ)とキャンドゥ社との間の合意が実現したと述べた。一方これは暫定的な合意だと語り、「交渉の結果、契約成立となれば合意も実現する」と述べた。

タネル・ユルドゥズ・エネルギー天然資源相は、発電株式会社(EÜAŞ)とカナダのキャンドゥ社の間で署名された原発に関する合意は暫定的な合意だと述べ、「昨日の合意は交渉を始めるための合意である。交渉の結果、契約成立となれば合意も実現する。契約が実現しなければ合意もなかったことになる」と述べた。レジェプ・タイイプ・エルドアン首相のカタール訪問に同行したユルドゥズ大臣はここでの会談の後、報道陣の質問に答えた。一人の記者が発電株式会社とキャンドゥ社との合意について質問をすると、ユルドゥズ氏は次のように答えた。
「各機関に業務を委託するためには、合意に署名する必要があった。昨日署名した合意はこのための合意だ。発電株式会社には、『カナダのキャンドゥ社とこの交渉を進めてもいい。最終的に合意するかどうかはあなたたちの自由だ』と伝えた。報道では『シノップ(原子力発電所)の件でカナダと合意に至った』と言われている。交渉が始まり、我々が挙げた条件が受け入れられればそうしたことになるかもしれない。他の国々にも同じことが言える。これは非常に現実的だ。昨日の合意は交渉を始めるための合意である。交渉の結果、契約成立となれば合意も実現する。契約が実現しなければ合意もなかったことになる」

■カタールの天然ガス合意は価格次第

ユルドゥズ大臣はトルコ・カタール間で締結が予定されている天然ガス売買契約について以下のように語った。「トルコは天然ガスの需要に、多くの国々からの適正価格での輸入により応えようと努めている。我々は少なくとも今年はカタールから約30億立方メートルの天然ガスを購入する予定だ。価格面で合意に至った時点で我々はこの天然ガスの購入を始める。民間セクターによってか、もしくはパイプライン石油運搬株式会社(BOTAŞ)を通してなのかといったような詳細は今後検討される。」ユルドゥズ大臣は需要に応えるという観点から新たな合意が重要であると述べ、「カタールとは価格面で交渉中である。これには1ヶ月から1ヶ月半かかるだろう」と語った。

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( 翻訳者:南澤沙織 )
( 記事ID:26154 )