バーレーン市民らによる抗議デモ、激化:F1チームの入国に合わせ
2012年04月19日付 Jam-e Jam 紙


 バーレーン市民はF1レース関係者の入国に合わせる形で、バーレーン国際空港の前でデモを行った。

 市民らは口々に、レースの開催は、自国が平穏で国民も現状に満足しているということを、ハリーファ家が示すためのカムフラージュにすぎないと述べている。しかしながら、バーレーンにおける抗議運動のうねりは今も続いており、治安部隊との衝突によって複数の市民が毎日のように死傷しているというのが現実である。

 ファールス通信によると、火曜日、F1レースに参加するチーム関係者の入国に合わせる形で、数百人のバーレーン人がバーレーン国際空港近郊の村「アッ・ディール」でデモを行った。

 このデモは、ハリーファ家に抗議するバーレーン人らの、「抵抗週間」に抗議デモを行おうとの呼びかけに応じる形で、同国民のメッセージをF1参加チームに届けるべく行われたものである。

 目撃者によると、デモ参加者たちは、「われわれは体制には屈服しない」「われわれはいかなる戦場にも、いかなるデモ行進にも参加する」「スンナ派もシーア派も共に体制への抗議のシュプレヒコールを上げている」「我々の革命は平和的革命だ」などのスローガンを掲げ、F1開催者、及びハリーファ家に対する抗議のシュプレヒコールを上げた。

 またバーレーンの若者たちは、ハリーファ体制の装甲車に向けて火焔瓶を投げつけるなどして、〔デモ参加者らに対する〕体制側からの攻撃を阻止していた。若者らは、バーレーンの殉教者たちの血の上でF1レースを開催することは許されない、と述べている。

 昨年、バーレーン情勢の不安定化が原因で、F1開催はキャンセルされていた。今回のデモを受け、ハリーファ家の治安・軍部隊は抗議者らを襲撃することで、彼らの解散を企てていると言われている。

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( 翻訳者:8410186 )
( 記事ID:26166 )