2009年カンディル・キャンプから投降の9人に、最長16年の有罪判決
2012年04月24日付 Yeni Safak 紙

テロ組織PKK(クルディスタン労働者党、非合法組織)のカンディル・キャンプとマフムル・キャンプから投降した後、逮捕され裁判にかけられた7人に、9年6ヶ月以上16年以下の懲役が宣告された。

イラク北部のカンディル・キャンプとマフムル・キャンプから2009年10月19日に投降した、4人の子どもを含む34人の中におり、トルコへ越境した少し後に裁判が始められた、拘束中の7人を含む10人の審理は、ディヤルバクル第四重罪裁判所にて続けられていた。

最終審理には、拘束中の容疑者であるアイシェ・カラ、アブドゥッラー・ヤマン、ゼフラ・トゥンチ、ジャズィベ・カブル、シシン・ヤマン、リュトゥフ・タシュ、エリフ・ ウルダーが出廷した。逮捕決定が出された他の容疑者、メフメト・アダンムシュ、ニザール・ブルダン、ユスフ・シェンは出廷しなかった。

共和国検事は、前の審理で行った意見陳述を繰り返した。

容疑者側弁護人からフェトヒ・ギュミュシュ氏が、容疑者である依頼人たちは、平和に貢献するという目的で投降したのだとを述べ、「命令されて国に来たわけではない。(クルド問題の)解決プロセスに貢献するために来たのだ」と主張した。

判事団は、容疑者らに最終弁論を求めた。カンディル・キャンプから投降した容疑者のうち、リュトゥフ・タシュ、エリフ・ウルダーはクルド語で弁論を行うことを望んだ。これを受け判事団は、裁判記録に「トルコ語による陳述は行わなかった」と書いた。

マフムル・キャンプから投降した5人の容疑者はトルコ語で「弁護人の陳述に同意します。何も言うことはありません」と述べた。

判事団は短い休憩の後、トルコ刑法314条2項に基づき「テロ組織に所属した」罪及びテロ対策法の7条2項に基き「テロ組織のプロパガンダを行った」罪でタシュ容疑者に14年、ウルダー容疑者に16年の懲役を科した。

他の容疑者のアイシェ・カラ、アブドゥッラー・ヤマン、ゼフラ・トゥンチ、ジャズィベ・カブル、シシン・ヤマンもトルコ刑法の314条3項に基づき「組織に所属せずに組織の名のもとに犯行を行った」罪及び、テロ対策法の7条2項に基づき「テロ組織のプロパガンダを行った」罪で計9年6ヶ月の懲役をそれぞれ科された。

裁判所は、与えられた罰において、「容疑者らの犯行は故意であることが濃厚であり、また反省が見られないこと、罪を犯した後の状態や振る舞い」を考慮し情状酌量を適用する余地はないと決定した。

判事団は、逮捕決定が出されている容疑者、メフメト・アダンムシュ、ニザール・ブルダン、ユスフ・シェンらの裁判記録を分けることも決定した。

ディヤルバクル県検察当局によって準備された訴状においては、容疑者らについて「テロ組織に所属した」罪、「組織の名のもとに犯行を行った」罪及び「テロ組織のプロパガンダを行った」罪で15年以下の懲役が要求されていた。

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( 翻訳者:磯辺菜月 )
( 記事ID:26173 )