バルザーニー・北イラク大統領、「統一イラクへ残された時間は少ない」
2012年04月25日付 Radikal 紙

北イラク・クルド自治政府大統領のマスード・バルザーニーは、イラク中央政府が行政権の分担の問題に決断を下すために、残された時間は少ないと述べた。

バルザーニー大統領は、アルビルの郊外の事務所で、AP通信と行った45分にわたるインタビューにおいて、イラクの野党やイラクのクルド人らが、国の政治的危機に絶えられなくなっていることを述べ、行政権の分担に関する問題で合意がなされなければ、イラクは政治的混乱やさらにはクルド人の分離といった問題に直面することになることを明らかにした。

マスード・バルザーニー大統領は、ヌーリー・アル=マーリキーイラク首相が近いうちに政権から退くか否かについて、コメントを避けた。

バルザーニー大統領は、北イラクで行われた9月の地方選挙の前に起こった政治的危機の解決策が見つからなければ、イラクのクルド人により、バグダット(中央政府)によって統治される「独裁体制のもとで生きるか、独立国家のもとで生きるか」、どちらを望むか国民投票を行うよう求められうると述べた。

ヌーリー・アル=マーリキーイラク首相のメディア顧問であるアリー・アル=ムサーヴィー氏はと言うと、バルザーニー大統領の声明についてコメントしなかった。

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( 翻訳者:田中けやき )
( 記事ID:26182 )