失業者数20万人増加、失業率14%を越える
2012年04月18日付 Mardomsalari 紙

【経済部】90年〔西暦2011年3月下旬〜2012年3月下旬〕冬期の失業率は2.3ポイント増加し、14.1%となった。また、イラン統計局は90年の失業率を12.3%相当であると発表した。

 この報告によると、国内の失業者数は昨年〔西暦2011/12年〕秋期には約260万人であったが、冬期には280万人に達したという。イラン統計局の報告によれば、10歳以上の年齢層における国内の失業人口は、僅か3ヶ月の間で約20万人増加したことになる。

 公表された報告によれば、90年の4期の平均失業率は12.3%で、89年〔西暦2010年3月下旬~2011年3月下旬〕と比較すると1.2ポイントの減少であったことも事実だが、しかし結論として言えば、90年の終わりには計2,877,607人もの人々がその年を無職の状態で終えており、91年〔西暦2012年3月下旬~〕はこれらの人々が職を得るために何かしらの対策が必要だ、ということになるだろう。

 85年から90年〔西暦2006年3月下旬~2011年3月下旬〕までの失業率の推移を一瞥すれば分かるように、国内の年間平均失業率は10.5~13.5%の間で変動してきた。しかしながら、労働力参加率が下降を続けていることの原因については、いまだ何の説明も与えられていない。実際のところ、この事実は国内の経済活動人口の減少を指し示しているのだ。

 84年〔2005/6年〕における労働力参加率は約41%だったが、90年にはこの割合は36.9%に低下し、〔就業者数は〕約2300万人であった。こうした経済活動人口の減少はそれ自体、就業人口の減少、すなわち「隠れた失業」の存在を物語っているのである。

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( 翻訳者:8408172 )
( 記事ID:26189 )