治安維持軍(警察)総司令官は「ヴァルファジル沿岸・海上大規模演習は、周辺各国に対して平和と安全のメッセージを伝えるものである」と述べた。
イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、エスマーイール・アフマディー=モガッダム司令官は昨日、バンダルアッバースで行われたヴァルファジル大規模沿岸・海上軍事演習の最終フェーズに際し、さらに「国内の治安は国境地帯の治安如何にかかっている。今日、イラン東部はかつての不安定さから脱しつつあり、建設のジハード戦士たちは国内各地で、開発と雇用創出に努めているところだ」と語った。
同氏はまた、敵はペルシア湾南部の隣国らを煽り、〔イランとの仲を〕引き裂こうとしていると指摘した上で、「イラン・イスラーム共和国は〔ペルシア湾岸諸国にとって〕脅威ではない。むしろ海上保安活動を強化することで、隣国に対するあらゆる脅威を排除しているのだ」と述べた。
同氏はさらに、「ペルシア湾岸諸国の警察長官らの言によれば、我が国の海上保安部隊の努力によって、近年この地域における麻薬の密売や人身売買、その他の犯罪行為が50%以上減少したという。これは投資家たちにとって、プラスのメッセージであろう」と指摘した。
同氏はまた、「ヴァルファジル演習の第1フェーズで、今年のファルヴァルディーン月〔2012年3/4月〕の麻薬押収量は〔例年に比べて〕30%以上増え、密輸品の押収量も昨年同時期比で3倍になった」と述べ、その上で「〔ハーメネイー最高指導者が今年のスローガンとして命名した〕《国民生産、ならびに労働とイラン資本の保護の年》でわれわれにとって重要な仕事は、密輸を阻止することである」と続けた。
国境警察司令官のゾルファガーリー准将によると、ヴァルファジル大規模海上演習は5段階に分けて行われ、〔ペルシア湾に接する〕フーゼスターン、ブーシェフル、ホルモズガーン、スィースターン・バルーチェスターンの各州、及びキーシュ地区に属する海上保安部隊3500名が〔‥‥〕この演習に参加したという。
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( 翻訳者:ペルシア語記事翻訳班 )
( 記事ID:26289 )