米CBSテレビ、ギュレン・ドキュメンタリー放映
2012年05月14日付 Milliyet 紙
番組で紹介されたギュレン師自宅
番組で紹介されたギュレン師自宅

米テレビ局は、「60ミニッツ」というタイトルのドキュメンタリー番組でフェトフッラー・ギュレン師の生活とギュレン運動を取り上げた。

米国で放送しているCBSテレビは、「ギュレン運動」を「60ミニッツ」というタイトルのドキュメンタリー番組で取り上げた。取材班は同番組で、ギュレン師の学校を取材し、そこで働いている教員やトルコの専門家にインタビューし、ギュレン師の邸宅を訪ねた。そして、この10年間、米国でフェトフッラー・ ギュレン師の教えが学ばれ、トルコ人ビジネスマンと研究者が設立し経営する学校の数がますます増加していることを明らかにした。同番組では以下のように説明された:

「信奉者は彼(ギュレン師)をガンディーやマーティン・ルーサー・キングのようにみています。ギュレン師は寛容さ、異なる宗教間の対話、そして教育を奨励しています。公の場に姿を現さない、まさに秘密につつまれた人物であり、さらに影響力を強めるにつれ、彼の学校とその目的に関する問い合わせも増えています。ヒュースト ン(米国テキサス州)のハーモニー・スクールでは2万人の学生が学んでいますが、入学を希望する3万人の学生が待機しています。(米国の)26州で130 校、同様の学校があります。」

■学校で撮影

学内で撮影を行い、学生らにインタビューした取材班は同時に、(ギュレン)運動のメンバーとトルコの専門家にも会い、「フェトフッラー・ギュレンの秘密」を取材した。
取材班は、ギュレン師のペンシルバニアにある邸宅にも行った。ギュレン師はインタビューの申し入れを断ったが、驚くべきことに(取材班を)邸宅に招き入れることに合意した。在宅中にも関わらず、カメラの前に出てこないギュレン師の邸宅を(ギュレン運動の)スタッフのベキル・アクソイ氏が取材班に案内した。アクソイ氏は、ギュレン師が取材班に少なくとも「ようこそ」と挨拶しないのかと質問する番組の記者(プレゼンター?)に対し、「この5-6カ月間、(ギュレン師の)健康状態が良くなく、誰とも会いません」と返答した。ギュレン師が滞在しているいる部屋のドアを示したアクソイ氏は、「彼は部屋から出ません」と付 け加えた。

■「跳べといえば跳ぶ」

カメラはこの間、ギュレン師の椅子の傍にある薬箱に焦点を合わせた。25年間、トルコで特派員を務めたアンドリュー・フィンケル氏は、ギュレン師の信奉者の彼への忠誠は、「彼(ギュレン師)が跳べといえば跳ぶ」というように説明した。
同番組では一方、学校がトルコ人教員を連れてくる際に違法行為を行っており、この違法行為によって教団に資金が流れているとの主張にも触れている。学校から追放されたひとりのアメリカ人教員が現在、この件で訴訟を起こしており、その主張が調査されているという。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:26395 )