宗務庁、モスク最低12時間のオープンを指示
2012年05月16日付 Zaman 紙

宗務庁は、モスクに鍵をかける時代にピリオドを打つ。
宗教庁のメフメト・ギョルメズ長官は、世界中どこを捜しても礼拝が行われている時間に閉まっているモスクはないと言い、トルコでのこの恥ずべき現状を打開すると述べた。
ギョルメズ長官は「モスクは最低でも12時間は開放します。導師も、礼拝に来る人たちの質問に答えるために、一日のうち一定時間モスクに待機しているようになります」と話した


トルコにあるすべてのモスクは今後、日に最低でも12時間、礼拝のために開放される。
宗教関係者たちも、モスクで礼拝者をする人たちの質問に答えるために、一日のうち一定時間、モスクで待機することになる。
アフヨンとデニズリにおいて、宗教関係者と一堂に会したメフメト・ギョルメズ長官は、新たな法整備について会見を行った。
会見でギョルメズ長官は、世界中どこを捜しても礼拝が行われている時間に閉まっているモスクはないと言い、トルコでのこの恥ずべき現状を打開すると述べた。

教育サービス総局によりアフヨンカラルヒサルで組織された、第10回国内教育サービス・セミナーの開会式でスピーチを行ったギョルメズ長官は、モスクに関する新しい告示をすると述べた。ギョルメズ長官は、「トルコ にあるモスクは今後、日に最低でも12時間開放されるようになる」と述べ、さらに「導師たちも礼拝をする人たちの質問に答えるために、一日のうち一定時間モスクに待機することになります。我が国のイスラム世界の一員としての歩みを考慮すれば、仕事熱心なモスクの職員がただ日に5回の礼拝時刻にのみモスクを開け、礼拝後に礼拝者に来た人たちと会話すらせずにモスクを後にすることは、重大な誤りである。このようなことは容認できない。そのため、我々は自分たちを、このような職務規定で縛り付けておくことはしない」と語った。

ギョルメズ長官は又、一元的説教システムを批判し、そのシステムの適用は受け入れ難いものになっていると述べた。「ある国を思い浮かべて下さい。そこでは10万人の人が、その国の精神的生活を維持するために動員されている。それに対し、10万人以上から成る組織で、金曜日にただ一人が中央で行う説教を、スピーカーを使用し他のモスクの礼拝者たちに聞かせているなどということが許されるであろうか?このやり方が原因で、15年以上もの間、宗教関係者たちの舌は衰えた。だからこれからはコードを切り、モスクの職員であるすべての同士たちが、説教壇から我々の宗教を説き始めるだろう。」

■バイラム中もイマーム(宗教指導者)に時間外給与

2013年に行われる、公務員への給料値上げの割合を決める議論で、約9万人のイマームを喜ばせるであろう重要な決定が下された。決定により、ラマザンと犠牲祭においてイマームは時間外給与を得られるようになる。イマームは日給の3分の1の時間外給与を受け取る。宗務勤務者組合(Diyanet Sen)の提案による「バイラム中、イマームに時間外給与を」との要求を、ファルク・チェリキ労働大臣が認可したかたちだ。これによりイマームにはラマザン・バイラムの 3日間、犠牲祭の4日間、時間外給与が支払われることが決まった。

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( 翻訳者:大嶽真梨子 )
( 記事ID:26411 )