コラム:「おまえはギリシャ人か」、ヨーロッパで広がるギリシャ・ジョーク
2012年05月18日付 Milliyet 紙

ドイツから友人がやってきた。ギリシャの状況について、ドイツでの反応を語ってくれた。「あ~あ、ギリシャよ、あ~あ!」と思った。なぜかって?

彼が語ってくれたことを、紹介しよう。

ピッチで走らないサッカー選手に監督が一言、「おまえは、ギリシャ人か!走らないで、金を稼ぐ気か?」

たらたらしている作業員に現場監督が一言、「ここはギリシャじゃないんだぞ。働かないなら、給料はないぞ。」

こんなのもある。

通りで乞食にあうと、「金は全部ギリシャにやったんで、おまえにはないよ」といってふざけているそうだ。

さらには、バーで、せっせと働かないホステスたちに、支配人が、「何様のつもりだ、おまえはギリシャ人か?」とぶん殴るらしい。

そういうわけで「あ~あ、ギリシャよ、あ~あ!」というわけだ。友人は最後にこういった。

「ヨーロッパが、古代ギリシャ文明の地ゆえにギリシャに対してもってきた同情は、もう終わった。だれももうギリシャ救済のために、税金を払いたいなんて思わない。ギリシャに対する追加支援なんて、夢のまた夢だ。」

........................

もはやヨーロッパの各与党は、有権者の反応を計算にいれざるを得なくなっている。ギリシャにとって、前途は多難だ。

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( 翻訳者:トルコ語メディア翻訳班 )
( 記事ID:26432 )