母の日前日のサッカー決戦に、小売り業者、時間変更嘆願
2012年05月10日付 Milliyet 紙

ショッピングモール・小売業協会は、トルコサッカー協会に手紙を送り、フェネルバフチェ対ガラタサライ戦(のキックオフ)を一時間遅らせるよう要請した。小売業者は次の日が母の日であるため、買い物が影響を受けるのではないかと考えている。小売業者らとショッピングモールは土曜日の夜19時に行われるスーパーファイナル戦をより遅い時間にするようトルコサッカー協会へ要求した。

 ショッピングモール・小売業協会(AMPD)の役員会会長であるメフメト・ナーネ氏の署名入りで改めてトルコサッカー協会に送られた手紙によると、スーパーファイナル戦がちょうど母の日の前日に重なってしまったため、商売の低下がみこまれ、業者の売上への期待がそこなわれると強調された。
 ヴァタン紙の報道によると、この申し入れで、試合の開始時刻が少なくとも20時に遅らされたらなば、このたった一時間の違いさえ買い物の活性化に貢献するであろうとされた。AMPDは現在トルコサッカー協会からの返答を待っている。
 昨日もう一度、トルコ商工会議所連合小売会議会長として同じ手紙をトルコサッカー協会に送ったと述べたメフメト・ナーネ氏は、次のように続けた。
 「もともと最初の手紙は、数週間前にサッカー担当国務大臣のスアト・クルチ氏に向けて書いた。親愛なる大臣は我々に『トルコサッカー協会は独立した団体である。彼らに対し私たちがそのような意見を伝えることは正しくない。あなた方が直接彼らに接触するように』と答えた。これを受けてまずAMPDの名のもとでサッカー協会へ手紙を書き、最終戦が偶然土曜日にあたっていること、19時に試合がはじまると売り上げに深刻な打撃を与えると知らせた。少なくとも20時か21時に変更するよう求めた。」と述べた。
 最終戦が19時に行われることはショッピングモールが17時には空になることに等しいと述べたナーネ氏は、「試合が19時に開始されると、売上げが昨年に比べて増えることはとても難しくなる。少なくとも一時間だけでも延期されれば一息つけるのだが。協会に対して少なくとも20時にしてほしいと要求した。現在返答を待っている」と述べた。
 スーパーファイナルのフェネルバフチェ対ガラタサライ戦はシュクリュ・サラジオールスタジアムで決着がつく。5月16日にフェネルバフチェがズィラート銀行トルコカップの試合を行うため、この試合の日程は5月12日となった。5月16日の試合ではフェネルバフチェとブルサスポルがアンカラ5月19日スタジアムで対戦する。

■昨年7900万リラが使われた

 銀行カードセンター(BKM)の情報によると、昨年、母の日の週にクレジットカードで7900万トルコリラが使われた。BKMによると、2011年の5月7日~9日の間に、BKMで決算された総数は847万5366件だった。この処理件数によって動いた金額は、一昨年と比較すると16%増加し7900万リラに達した。
 トルコ中に最もたくさん買い物がされる都市ははやりイスタンブルだった。今年の母の日に向けての買い物では、イスタンブルに続き、イズミル、アダナ、シャンルウルファ、ガズィアンテプが先週に最も大きく売上を増やした他の都市となった。

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( 翻訳者:足利阿紀 )
( 記事ID:26490 )