サディーギー師「サウジアラビアは弱い立場に立たされている」
2012年05月19日付 Mardomsalari 紙

 ホッジャトルエスラーム・ヴァルモスレミーン〔※シーア派宗教指導者の位階の一つ〕のカーゼム・サディーギー師は、今週テヘランで行われた金曜礼拝での説教で、次のように述べた。

アメリカのゴーサインとサウジアラビアの直接的支援によって、各種の犯罪行為が、抑圧されたバーレーン人民に対して行われている。最近も、自分たちのやっていることに効果がないのを見るや、彼ら〔=サウジアラビア〕は自身のもつあらゆる種類の術策と軍事力を利用したばかりだ。彼らが最近になって示した陰謀は、自らの弱さをあらわにするものである。その陰謀とはすなわち、バーレーン・サウジアラビア併合論のことだ。彼らはそれに「統合」という名を与えているが、しかし彼らはバーレーンを自らに屈服させることを意図しているのである。つまり、彼らは自らのアイデンティティを他国に強いるつもりなのだ。この陰謀には、アメリカとシオニズムのゴーサインが伴っている。しかし、バーレーン人民、そして地域と世界のイスラーム教徒たちは、この陰謀を甘受するようなことは決してないだろう。

 サディーギー師は、「サウジアラビアは弱い立場に置かれている」と述べた上で、「もしサウジアラビアが強いのであれば、長年シオニストたちによって支配されている2つの島〔※具体的に何を指しているかは不明〕を手に入れることもできるはずだ。ところが、彼らはシオニストたちに対して、たった1つの弾丸も使ってはいない。そんな国が、どんな面をして隣国に悪事を働こうというのか。そんなことをしても、結局のところ不名誉以外の何ものも、サウジにもたらしはしないだろう」と明言した。

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( 翻訳者:8410157 )
( 記事ID:26505 )