イエメン:経済蘇生のための150億ドル
2012年05月30日付 al-Hayat 紙

■イエメン:経済蘇生のための150億ドル

2012年5月30日『アル=ハヤート』

【サナア:イブラーヒーム・マフムード】

イエメン政府は、来る6月27、28日にリヤードで開催される予定のドナー会議で、より良い援助を得られることを期待している。国際協力・計画担当大臣のムハンマ ド・アッ=サアディーは、最近リヤードで開催されたイエメンの友好国会議では、4億ドルの額の約定を結果として得られたことを明らかにしたが、一方で「イ エメンは経済蘇生のために150億ドルを必要としている。というのも、イエメンはドナーに対し、資金不足を埋め、今後2年間の移行段階の間の経済的安定 を実現するために、10億ドルを要求したのだ」と指摘した。

また、アル=サアディーは、リヤード会議でサウジアラビアが約束した援助金は32億5000万ド ルにのぼり、「その援助金は基礎的開発プログラム、具体的には電気と水のエネルギー分野、保健、及び復興にあてられる」と述べた。そして、「次回ドナー 会合ではドナー諸国は援助額を修正する」ことを希望した。
また、サウジアラビアは、サナア開発のための国際開発機関である、ドイツのスティービー・スキャンと共に、来年7月にベルリンで開催される予定の、イエメン・ドイツの年次交渉セッション開催のための段取りについて 討議した。さらに、討議中には、技術教育、職業訓練、保健、人口の分野のためのドイツ政府からの技術・行政支援の方面に関する詳細な情報が提示された。アッ=サアディー氏は、「イエメンとドイツの間の協力関係の着実な発展」を称賛し、「ドイツ政 府の、イエメンの発展に向けての道程と同国の安定への支援、リヤードで最近開催されたイエメンの友好国会議と、来月に開催されるドナー会議の成功のための積極的参 加への関心」を強調した。

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( 翻訳者:田邉瑞穂 )
( 記事ID:26549 )