イラン映画協会、再び閉鎖か
2012年05月30日付 Mardomsalari 紙

【文化部】映画協会の活動再開から二日と経たぬうちに、同協会をめぐる議論が再燃している。

 昨日(ホルダード月9日 / 西暦2012年5月29日)、行政公正院の判決と映画協会の活動状況に関して、同協会にて映画協会の弁護士による記者会見が行われる予定であったが、同協会弁護士のジャマール・ハンダーン・クーチェキー氏は体調不良により病院へ搬送され、協会の記者会見は取り止めとなったとの情報が伝えられた。

〔‥‥〕

 こうした一連の騒動を経て、最終的にホルダード月9日(5月29日)火曜日の朝、ジャーベリー・アンサーリー氏がイスラーム指導省の代表者ら数名を連れて、第107パレスチナ署の警察官と共に映画協会の門扉の封印を行うために、同協会を訪ねたことが報じられた。同氏は映画協会前に着くと、「映画協会は〔当局による〕封印を〔無許可で〕解除したことにより、違反を犯した」と述べた。

〔‥‥〕

 同氏は、映画協会に対して施されていた封印を同協会の幹部が〔勝手に〕解除することは、それ自体、即違反行為なのだと指摘し、「彼らは約一ヶ月前に、映画協会に対する封印を解除したが、こうした行為それ自体が違法行為なのである」と述べた。

 アンサーリー氏は「行政公正院は映画協会への解散命令を破棄したのではないのか」との質問への回答の中で、「行政公正院はイスラーム指導省に宛てた書簡の中で、〔‥‥〕《イスラーム指導省文化芸術施設調査センター》に対してこの件について再度調査するよう定めた旨を、表明しているだけだ。そこで同センターは再調査を行った上で、先に指摘した法律の第15、第17、第20条に鑑み、〔映画協会の〕活動が違法であり、映画協会は再度封印されるべきだとの判断を〔再び〕下したのである」と述べた。

〔‥‥〕

 他方、映画協会代表のモハンマド・メフディー・アスギャルプール氏は映画協会に対して封印措置が施されている横で、「イスラーム指導省文化芸術施設調査委員会の規定に基づいて出された、映画協会に対する永続的活動停止命令が私たちに通知されたのは、今朝のことだ。彼らの代表者たちは同規定の第17条に基づき、司法による判決を経ることなく、映画協会に対して封印措置を施そうとしているが、こうした行為は法律上あり得ないことだ」と語った。

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( 翻訳者:8409131 )
( 記事ID:26594 )