ガザ地区:エネルギー当局、燃料到着遅延でエジプト当局を非難
2012年06月03日付 al-Quds al-Arabi 紙


■ガザ地区のエネルギー当局、民衆のしめつけと封鎖の継続の役割を、イスラエルと交換したとエジプト当局を非難

2012年6月3日『クドゥス・アラビー』

【ガザ:本紙・アシュラフ・アル=ハウル】

エジプト側の技術的な理由により、ガザ地区への発電所稼働用のカタールからの燃料の輸送は延期された。これに対しガザ地区のエネルギー当局は、これはエジプト当局による「故意の遅延」があったことを示していると述べた。

以前の合意によると、カタールが援助したガザ地区の発電所稼働用燃料を積んだトラックはエジプトからイスラエルの検問所の一つに入り、昨日日曜日[3日]にガザ地区に到着するということになっていた。

発電所を二か月稼働するのに十分な大量の燃料を積んだ船は一か月以上前にエジプトのスエズ港に到着し、荷降ろしもされている。これはカタールの援助によりガザ地区への輸送が行われるという合意が締結される前のことであった。

ハマースによる現行政府のエネルギー当局は遅延を批判し、声明において以下のように述べた。この事態は「エジプト当局による故意の遅延」を明らかに示し、「イスラエルの頑ななパレスチナ人への処罰と同様、イスラエルとエジプト当局の間で、民衆をしめつけ、ガザ地区の封鎖をするための役割が交換されただけである。」

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:26607 )