豚肉、ロバ肉が混入?―食品悪質業者、発表
2012年06月06日付 Hurriyet 紙


食料農業畜産省の調査で、有名会社が名を連ねるメーカーの商品の中に一部偽物(粗悪製品)が見つかった。

スジュック(ソーセージ)に馬やロバの肉、バターに植物性油脂、トゥルムチーズにでんぷん、ピデに豚肉、100%仔牛肉ソーセージには鶏肉が含まれていた。

以下、検査で挙げられた12種(訳注:トルコ語原文では13社との表記)、社名、ブランド名、商品名、検出物

Aliçler Sucuk Erenler ナジフォール
「熱加工 スジュック(もどき) 100%仔牛肉」 馬肉、ロバ肉検出
Çiftarslanlı Et ve Et Ürünleri チフタルスランル
「熱加工 スジュック(もどき) 100%仔牛肉」 馬肉、ロバ肉、鶏肉検出
Elmalı Çiftliği Süt Ürünleri Gıda San. Tic.Ltd.Sti エルマル・チフタル
「昔ながらのバター」 植物性油脂検出
Akdeniz Süt Ürn. Ve Gıda San.Tüc.Tur.Ltd.Şti アクデニズ
「乳脂肪控えめ、ホモジェナイズド・ヨーグルト」 植物性油脂、ゼラチン検出
Onurtur Ak.İnş.Nak.Tur.San.Tic.Ltd.Şti. オヌルキョイ
「ヨーグルト」 植物性油脂検出
Mutlu Tolga Gıda İnş.Petro TurizmTarım Hay.Orman Ürün.San.ve Tic.Ltd.Şti. ウルガズ・ヤイラス
「ヤール・トゥルムチーズ」 植物性油脂、でんぷん
Özok Gıda Salihli サーリフリ・オゾク
「熱加工 スジュック(もどき) 仔牛肉」 鶏肉検出
Güldemce Gıda İnş.Oto.San.Tic.Ltd.Şti. バジャナクラル・ギュルデム・シュトゥ
「ヤール・エリトメチーズ」 植物性油脂検出
Nurs Lokman Hekim Gıda Tarım Bitki Med.San. Tic.Ltd.Şti バルデレシ
「濾過式花はちみつ」 でんぷん糖化酵素、果糖、ブドウ糖、果糖+ぶどう糖、C4,砂糖、生デルタ酸C13)検出
Milenyum Pide Pizza Kebap Salonu ミレニュム・ピデ
「ひき肉ピデ」 豚肉検出
Milenyum Pide Pizza Kebap Salonu ミレニュム・ピデ
「クシュバシュル・ピデ」 豚肉検出
Pınar Entegre Et ve Un Sanayi A.Ş. プナル
「皮なしロングソーセージ 100%仔牛肉」 鶏肉検出

■プナル社のマスコミ発表

本日インターネットサイトニュースで、わが社で生産されている「皮なしロングソーセージ 100%仔牛肉」から鶏肉が検出されたと報道され、これに関し我々の会社が粗悪品をつくっているとの印象が持たれようとしている。

会社設立以来今日まで、トルコ国民の生活の質の向上のため活動を続け、法と倫理に則るということを最優先してきたプナル・エト社が、このようなニュースで話題になることを大変遺憾に思っております。

プナル・エト社としては、「皮なしロングソーセージ 100%仔牛肉」だけではなく、わが社の全製品はそのラベルに示されている原材料どおりに製造されており、わが社のいかなる製品も「模造品」や「粗悪品」と言われうるものではない。問題となっている「皮なしロングソーセージ 100%仔牛肉、製造番号52228」に関しては、食料農業畜産省のボルノバ獣医管理協会研究所で行われた検査報告書が存在する。報告書を見る限りにおいて、我々の製品は100%仔牛肉から作られており、この製品に何ら問題はない。

消費者の皆さんは、疑うことなく、わが社の製品をいつも通り安心して消費していただけます。プナル・エト社としては、この間違った不当な評価に基づく発表に関し、わが社の法的正当性を最後まで主張していくことをお知らせします。

敬具

プナル・精肉製粉株式会社

■各社検査方法に異議を唱える

行われた検査で話題になった会社は、食料農業畜産省に対し混合物の割合についての発表に強い異議を唱えた。この異議の背景には、(製造会社の確信する)生産方法がある。トルコでは、一般に精肉工場では、牛肉や羊肉などの赤肉と、鶏肉などは同じ工場で処理されている。赤肉―鶏肉の混合製品を製造したのち、機械を完全に洗浄し、100%仔牛肉の生産に移る必要がある。しかし、しばしばわずかな量ではあるが、混入が見られる場合もある。

食料農業畜産省の検査方法は、製品の中にある鶏肉の割合を検査するものではなく、ただ「ある」か「ない」かを表すものである。製品の中に0.1%でも鶏肉があれば、検査で「ある」という結果が出る可能性がある。名前が挙がった会社はこのために混合物の割合を表示するよう求めている。

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( 翻訳者:澤井祥子 )
( 記事ID:26630 )