アフマディーネジャード、上海訪問の直前に発言「経済危機克服のための提案を行う」
2012年06月06日付 Mardomsalari 紙
大統領は世界の経済危機を乗り越えるための案を引っさげて、北京に向けてテヘランを発った。
イラン学生通信の報道によると、マフムード・アフマディーネジャード大統領は、北京に向けてテヘランを発つ前、4日間の訪中の目的について説明するなかで、「我々の中国訪問は、2つの目的で行われるものだ」と指摘した上で、「この訪問の一つ目の目的は、上海協力機構首脳会議に参加することだ。この機構には6カ国が加盟しており、われわれを含む数カ国はオブザーバーとしてこの会議に参加する」と付け加えた。
大統領は「イランはこの会議の加盟国と、様々な分野で幅広い協力関係を築いている」と述べた上で、「我々はここ7年間、ひとつの会議を除いて、首脳会議に大統領レベルで参加してきた。この会議に参加している国々の間には、協力すべき分野が豊富に存在する。我々としても、現状を打開し、世界の経済危機を乗り越えるための案を、会議のなかで提示するつもりだ」と付け加えた。
大統領はさらに、「全体的にみて、我々の上海協力機構加盟国との協力は、特に経済その他の領域において、高いレベルにある」と続けた。
大統領はこの訪問のもう一つの目的について、中国との二国間関係〔の発展〕という枠組みの中で行われるものだとした上で、次のように述べた。
昔から我々は中国と良好な関係を築いてきた。2国間の貿易量も多く、今では中国はイラン・イスラーム共和国の主要な貿易パートナーとみなされている。我々は中国国家主席の招待を受けて訪問するのであり、重要なテーマが両国の当局者間で話し合われる予定である。今回の訪問中に、様々な分野での協力関係の拡大に向けた新たな合意文書の署名が、両国の当局者の間で行われるだろう。
大統領はまた、「会議に参加する首脳らのほとんどすべてと〔個別に〕会談することになるだろう。また、中国在住のイラン人たちとも面会する予定だ。そして中国の大学教授や学生、研究者らとも、北京大学で対話するつもりだ」とも述べた。
この4日間の訪問では、サーレヒー外相やガーセミー石油相、サマレ=ハーシェミー大統領上級顧問、ガザンファリー鉱工業商業相、ホセイニー経済財政相、バガーイー行政担当副大統領、バフマニー中央銀行総裁などの政府関係者らが大統領に随行する。
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