大学募集定員、1万人増
2012年06月13日付 Milliyet 紙

高等教育機構(YÖK)のギョクハン・チェティンカヤ教授は、今年の大学の定員数において教育学部のみ夜間学部及び通信教育を停止したことを明らかにし、「1万人以上増加する見込みだ。教育学部において夜間学部と通信教育を停止したにも関わらず、さらなる増加を見せ、結果定員数は増加しました」と述べた。

チェティンカヤ教授は、就任してから今までで初めての記者会見を開き、スピーチの後新聞記者らの質問に答えた。
記者の「クルド語が選択授業となること、そして誰が授業をするのかが議論されています。この点で何か進展は予定されていますか、クルド語学部は開設されますか?」という問いに対しチェティンカヤは、数年前から現在にかけて、いくつかの大学の中にはこのような学部があることに触れた。

学部開設のための新たな要請がYÖKへ届いていると明らかにしたチェティンカヤ氏は、「私たちはこの要請を前向きに検討しています。特にこの新たな決定の後、同分野における必要性がより大きくなるため、大学からは新しい学部を開設する要請があるでしょう。私たちもこれらを前向きに検討します」と述べた。
チェティンカヤ教授は、トルコが通ってきた民主化の中で、そしてグローバルな世界が発展させてきた新たな認識の中で、クルド語を始めとし様々な生きる言語が教えられるという状況の中、大学学部が開設され、修士課程でも授業が行われていることに触れた。

「中等教育システムにおいても選択授業が適用されるなかで、教師の必要性がより明らかになってくるのは間違いないでしょう」としたチェティンカヤ教授は、教師養成に関し進めてきたメカニズムがあり、教師養成のための団体が存在していると述べた。

チェティンカヤはこの団体には国民教育相の官僚らや、教育学部の学部長らと共にYÖK委員が加わっているとし、こうした土台作りは進行しています。この新しい問題もこの先、同団体で話し合われると考えています。その後この問題はYÖK本部に移行されることになります」と語った。


■定員の増加

「今年度の大学定員数に関する作業は終了しましたか?教育学部の定員数に関する動きはどの段階にありますか?」との質問にチェティンカヤ教授は次のように答えた。
「今年、定員数では教育学部において夜間学部と通信教育を閉鎖しましたが、現在いる学生はそのままです。これも教師養成の質を向上するために行ったことです。しかし全体としてみるとシステム上では定員数減少の影響はありませんでした。なぜならここ1年間で新しい学科や学部が設立されたからです。1万人以上増加しており、教育学部の夜間学部と通信教育の閉鎖にも関わらず、さらなる増加を見せ、結果定員数は増加しました。


■大学の学費改定

記者の「大学の学費改定の動きはありますか?」との質問にチェティンカヤ教授は、学費に関しYÖKの提案があり、財務省と話し合いが行われ、政府が最終決定を下したことに触れた。
ディンチェルは次の通り続けた。
「今年の私たちの提案では、夜間学部のサマースクール学費と昼間学部のサマースクール学費を釣り合うようにするよう提案しました。これを適用します。通常高等教育の学費に関しては、例えばトルコ語と英語のプログラムの間に違いがあります。我々はこの撤廃を勧めています。家族が経済的に困難な状況にあったり、様々な理由から私立大学から国立大学に転校する学生は高い学費を支払っていました。これらを通常レベルまで下げる提案をしています。外国人留学生に関する学費を魅力的なものにし、トルコへより多くの留学生が来るよう改定します」

チェティンカヤ教授は学費に関し学生の要望を重要視したと明らかにし、夜間学部のサマースクールの学費を昼間学部のサマースクールの学費と釣り合うようにすることが、トルコ学生会議の学生らの要望であると述べた。

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:26697 )