イラン、原子力潜水艦建造に向けた一歩を踏み出す
2012年06月13日付 Mardomsalari 紙

 国軍海上部隊の技術担当副総司令官は、イランで原子力潜水艦駆動システムの設計・製造に向けた第一段階が実施されていることを明らかにした。

 イラン・イスラーム共和国軍海上部隊技術担当副総司令官のアッバース・ザミーニー海軍司令官は、ファールス通信とのインタビューのなかで〔…〕超重量級原子力潜水艦の保有に向けた同部隊の計画について触れ、「核の平和利用技術をもっている今だからこそ、我々は原子力潜水艦駆動システムの製造をも、自らの課題として位置づけることができるのである」と表明した。

 ザミーニー司令官は、われわれは今、原子力潜水艦建造の第一段階にいると指摘した上で、次のように続けた。「関連分野で我々が手に入れるであろう進歩を考えるならば、〔近い〕将来、国軍海上部隊で原子力潜水艦が活用されるのを目にする日が来るのではないかと、われわれは期待している」。

 ザミーニー司令官はまた、「間違いなくどの国にも、艦船の駆動システムなどに、核の平和技術を用いる権利がある」と強調した。

 同氏は「我々は世界のすべての公海に進出する民である。我々は侵略の民ではないが、しかし何者かが我々を侵略しようとするならば、〔断固たる力で〕自らを防衛するだろう」との〔ハーメネイー〕全軍最高総司令官の言葉に触れ、次のように述べた。「世界の各地に自らのプレゼンスを維持するためには、きわめて高い持続力と広い行動半径をもった駆動システムや艦船が必要である。そしてそのためには、この(原子力)駆動システムが多いに役立つのである〔…〕」。

 国軍海上部隊の技術担当副総司令官は、「約18750トンの重量級原子力潜水艦を建造するためには、1時間ごとの延べ人数にして1200万人の労働力と100万個のパーツが使用されることになるだろう」と指摘した。

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( 翻訳者:8409148 )
( 記事ID:26745 )