ゴルパーイェガーニー氏「巡礼に参加することの益はその害よりも大きい」
2012年06月13日付 Mardomsalari 紙

 シーア派信徒のマルジャエ・タグリード(最高権威)の一人であるアーヤトッラー・ロトフォッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニーは、メッカやメディナに巡礼・参詣しないことの害は、その益よりも大きいと述べたうえで、「巡礼の儀礼に参加し、〔メッカにおける〕自身の存在感を維持することが必要だ」と述べた。

 メフル通信の報道によれば、アーヤトッラー・ロトフォッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニーは火曜日の午前、巡礼参詣庁の新たな長官に就任したホッジャトルエスラーム・セイエド・アフマド・ムーサヴィーとの面会の中で、〔‥‥〕「本日の朝、ファトワー(教令)を求める要請が信徒からあり、それについて検討を行った。それは、『イラン人巡礼者に対する〔サウジ当局の〕対応が適切でないような状況で、私たちはどのような機会にウムラ(小巡礼)に行ったらよいでしょうか』という内容だった」と前置きした上で、「このファトワーの要請に対して、私はメッカとメディナに巡礼・参詣することは我々にとって必須であると答えた」と述べた。

 同氏はメッカ・メディナに巡礼・参詣しないことの害は、その益よりも大きいと指摘したうえで、次のように述べた。「巡礼参詣庁の当局者たちには言ってきたし、何度も強調してきたことだが、我々は巡礼を決してボイコットしない。たとえ彼らが来るなと言ってきても、我々はそこに行くのだ」。

 アーヤトッラー・ロトフォッラー・サーフィー=ゴルパーイェガーニーは続けて、「我々がもしメッカとメディナに巡礼・参詣しなければ、非常に多くの問題が生ずるだろう。〔メッカ・メディナへの巡礼によって〕我々は彼の地で自身の存在を表明している。我々がいるということ、そこは〔シーア派が崇敬する〕預言者一族の故地であるということを表明しているのだ。だから、我々は常に彼の地を訪れなければならないし、彼の地での自らの存在感を守らなければならないのである」と述べた。

〔‥‥〕

 ゴムの宗教学院でイスラーム法学の上級コースの教授を務める同氏はまた、気高き二つの聖域〔=メッカとメディナ〕を守ることの必要性を強調し、15億人のムスリムがメッカとメディナを訪れることの政治的・精神的影響について言及した。そのうえで、〔メディナにある預言者ムハンマドやその娘ファーティマ、孫のハサンらが眠る〕聖廟やムスリムの歴史遺産の破壊が見られることに対して警告を発し、「目下サウジアラビアで起きているこの問題は、シーアかスンナかといった問題よりも、重大なものである」と語った。

〔‥‥〕

 同氏は、サウジアラビアで行われている建設工事によって、イスラームの遺跡は破壊されてしまうだろうと指摘した上で、「一部の歴史学者は敵意から、預言者モーゼの存在を否定、あるいはそれに疑問を呈している。そして今、これらの人々によってイスラームの支えとなってきたものが取り壊され、宗教の原理原則が危険に冒されていることについて、我々はこれまで以上に嘆き声を上げねばならない時にいるのだ」と述べた。

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( 翻訳者:8408031 )
( 記事ID:26771 )