イエメン:アメリカの爆撃によりアル=カーイダの指導者殺害
2012年06月21日付 al-Hayat 紙

イエメン:アメリカの爆撃によりアル=カーイダの指導者殺害
また最重要人物2人の逮捕、 2人のうち1人はチュニジア人

■イエメン:アメリカの爆撃によりアル=カーイダの指導者殺害
また最重要人物2人の逮捕、2人のうち1人はチュニジア人

2012年6月21日『アル=ハヤート』

【サナア:ファイサル・マクラム】

イエメンで火曜日午後、アル=カーイダの最も力のあるリーダーであるサラーフ・ジャウハリーと彼の数多くの護衛が、乗っている車にたいするアメリカの無人飛行機による空爆により死亡した。これは、ラヒジュ県(南部)のヤーファウ行政区に属するジャバル・アル=ハッドにある同組織の基地の近くで起こった。数十人の武装要員たちは、近隣のアビヤン県から逃亡した後、ラヒジュ県に避難していた。

サラーフ・ジャウハリーはイエメン国籍で、『冷蔵庫』の通称で知られる、最も重要な自爆テロ作戦の計画者である。また、爆破用ベルトや、自動車爆弾などの装備を専門にしており、また彼の役目は、自爆テロを行う人物の選択し、彼らが首都サナアや、他の街々で実行するタスクを指導することだった。また彼は、ラヒジュ県、ヤーファウ地域のアルカーイダの組織の「指揮官」としてイエメンの治安当局リストに記載されている。

イエメン高等治安委員会は記者公式声明で、アル=ジャウハリーは「彼がバイダー県のアル=ザーヒルとアル=ハッド地区の両当局による優秀な作戦により死亡した。』と述べ、彼の暗殺は「サナアとアル=バイダーの自爆テロ下部組織の責任者であることから、イエメンのアル=カーイダにとって大きな打撃である。』とみなした。

一方、ラヒジュ県ヤーファウの地元情報筋は、火曜日の午後5時ごろ無人飛行機がヤーファウのアル=ハッド地域に近い山岳地帯で、ジャウハリーの乗った車を狙い、4機のミサイル砲で爆撃した、と明らかにした。この車は山道の一つを走行中であった。

また一方で、治安委員会はアル=カーイダの最も危険な二人のメンバーを逮捕することが出来たことを明らかにした。2人の内1人はチュニジア人のニザール・アブドゥッラフマン・アル=ジャミーウで、もう1人は、イエメン人のマージド・フザーム・アル=クライスィーと呼ばれる人物で、5月21日、イエメンの首都サナアのミーダーン・アッ=サブアイーンで起こった爆発の企てに関与していた。

(後略)

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:和島歩美 )
( 記事ID:26793 )