イスラエル軍高官、エジプト国境における戦闘部隊の準備が最高潮に達したと発表
2012年06月27日付 al-Quds al-Arabi 紙

イスラエル軍高官、エジプト国境における戦闘部隊の準備が最高潮に達したと発表

2012年6月27日『クドゥス・アラビー』

【ガザ:アシュラフ・アル=ハウル】

イスラエル軍の高官は、3か月前に治安維持のためエジプト国境に配備された戦闘部隊「イーターム」は1日中休み知らずで任務にあたり、同国境にそった治安フェンスの建設が完了した際には部隊は増強されると述べた。

イスラエル軍のウェブサイトは、治安維持のためエジプト国境に配備された「イーターム」大隊司令官であるエレズ・サヴィオン大佐の以下の発言を引用した。「このイスラエル軍部隊は、数日のうちにイスラエルとエジプトの国境上に障壁が築かれたおりに、段階的に増強される。」

サヴィオンが指摘したところによると、現在国境障壁が設置されていない部分の全長は「諜報情報収集の長さ」すなわち、情報や諜報努力の規模を意味し、この努力により、障壁なしで様々な地域からイスラエルに対し行われうるいかなる攻撃にも対応できるのである、という。ちなみにこの国境障壁とはイスラエルが昨年から建設を始めている治安フェンスのことである。

しかしシナイ半島北部のエジプト国境を担当するイスラエル軍部隊高官によると、彼の部隊の全体的戦力は「現在最強となって」おり、建設中の障壁が完成した際には数回にわたって増強される予定であるという。

同高官は彼の部隊の任務の説明を続け、この部隊が「破壊工作や犯罪行為に対する重要な抑止力」であると述べた。また彼はエジプト国境に建設された障壁を越えるのは難しいことを示し、「この壁を乗り越えることはできない」と述べた。

(後略)

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( 翻訳者:田中大樹 )
( 記事ID:26867 )