トルコ初の国産自動車、メルスィンで生産へ
2012年06月28日付 Zaman 紙

トルコで初の国産自動車がメルスィン-タルサス集中産業地区(MTOSB)で生産される。本件を具体化したCMKグループのジェラル・メティン・クルチCEOと中国の湖南長豊汽車のユフア・オゥ取締役がメルスィン県知事ハサン・バスリ・ギュゼルオールを訪問した。

知事訪問には出資者と共にメルスィン-タルサス集中産業地区を管理するサブリ・テクリCEOと社員も同行した。湖南長豊汽車のユフア・オゥ 取締役は、トルコとメルスィンはすでに発展している場所であると述べ、このことを人びとの顔や道すがら目にしたことから確認したとした。オゥ取締役は、万事が良くな ると強調し次のように述べた。「この胸の高まり、自動車業界への信用、また投資支援を無駄にしないために最大限の努力をします。トルコの品質に相応しい自動車、自社のモデルを試み、必要な開発及び技術的支援を提供し成功をおさめようと思います。この事業は、トルコと中国人民共和国の歴史、二国間の商業関係を一層結びつけることになるでしょう。支援の為に出来る事を行う所存です。」

オゥ取締役は、三菱自動車のパジェロやその他の二車種の生産を中国で行い、世界に向けて輸出している事を加えた。

■「メルスィンでの国産自動車生産に向け心配無用」

CMKグループのジェラル・メティン・クルチCEOは、メルスィン出身の企業家として国内外国で手にした経験を可能な限り故郷に還元していきたいと述べた。純国産の自動車会社設立を三年前から計画していたとし、「我々の目標は単なる国産車の製造ではない。国産エンジンの生産をも行う。約二年半イタリアで試験を行い、いくつもの試験を通じて100万キロの走行テストも実施した。トルコで自動車生産を行うとすれば、その場所はメルスィンである。この事に疑問を抱く事は無い」と述べた。クルチCEOはまた初の国産自動車はMTOSB地区で生 産される事も発表した。

ハサン・バスリ・ギュゼルオール知事は、2011年にトルコが世界で中国に次ぐ年間8.5%の経済成長を達成し、急速に経済が拡大していると強調し、次のように述べた。「政府は2023年に世界経済で上位10位以内に入る事を目標としている。この目標に対しメルスィンはこれに貢献する筆頭県である。メルスィンは、輸出都市としてイスタンブルに次いでおり、昨年150万コンテナーteuの能力に達した。メルスィン港は、世界100大港の一つであり2023年の数値上の目標は世界トップ10のハブ港になる事である。」

同知事は、戦略的かつ港の立地によりメルスィン、トルコは、特にアジア、インド、ロシア、中国等の国をヨーロッパ、アメリカとの貿易で経由地であり相互に結びつける物流基地であると強調した。「レジェプ・タイイプ・エルドアン首相が発表した経済促進計画の中で、2023年の目標を達成する為に投資家に重要な軽減や支援措置を約束した。メルスィン市も投資家の為に軽減措置を行う地区の筆頭に来ている。国産自動車生産に貢献出来る最大限の支援を準備している。」

ギュゼルオール知事には、会見後メルスィンで生産される自動車の模型と、中国で作られた絹製品が提供された。同知事が自動車にずっと関心を向け、見入っていたことは、注意を引いた。

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( 翻訳者:有田 潤 )
( 記事ID:26871 )