アイヴァルクのパザル(週市)
2012年07月08日付 Radikal 紙



アイヴァルクに立ち寄るなら木曜日だとどこかにメモしておこう。近隣の人びとをも魅了するアイヴァルクのパザル(週市)は、地方特産物と出会えることに定評がある。お財布が「からっぽ」になるとしても、小さなボンジュク、編み物、野菜、果物でお腹いっぱいになることだろう。

休日は、単に「海、砂、太陽」だけを表さない。地方の味覚、場所を探索することも入るはずである。家に「まっくろで」帰る代わりにご当地の甘い物、洋服、 アクセサリーと帰りたいと思うなら、目的地にはアイヴァルクが最適だ。アイヴァルクは、歴史的な狭い道にしつらえられたパザルの売り場の台同様に売り手の人びとも色とりどりである。立ち話で40年来の友人であるように別れる時には思うでしょう。ハンドメイドの装飾品が乾燥野菜と色を競い、目を引くレースと地方特産の布のハーモニー、朝摘まれたばかりの果物と野菜、新鮮な葉物、オリーブオイルは、もっとも人気の商品だ。

赤、青、フクシア・・・装飾品の荷台では、何色を探してもある。ハンドメイドのボンジュク付きの織物ブレスレットも無料だ。退職した後アイヴァルクに移住したイギリス人教師の売り場の装飾品は3~30トルコリラである。

一方では乾燥ナス、他の所では赤ピーマン・・・。糸に繋いだ目を引く色の乾物は、首にネックレスのように付けたくなるほどだ。乾物は一本5トルコリラだ。荷台の所でやたらとしつこく売りつける店もない。

画家のつくった壁掛けのアクセサリーに抗うことはできない。どこで使うか分からなくてもつい鞄に入れてしまう。ハンドメイドの装飾品の価格は15~20トルコリラである。

オレン出身のおばさんは細い道のたもとで汚れ一つないレース編みを売っている。彼女らの作品はとても価値がある。なぜなら、オレンのおばさんたちに収入の機会が作られるからだ。「我々が知っている唯一の仕事はレースを作ることです。オレンの女たちは協力し合っています」というおばさんは毎週木曜、パザルにいる。

ザクロ・ソース、オリーブオイル、ぶどうのシロップのもっとも自然な物を見つけることもできる。ブルハニエ、エドレミト郡から、山村から、そして特にコザク高地から来た商人が自分たちのために生産したものを売っている。

葉物がもっとも新鮮なのもここである。価格も驚きだ。イスタンブルで小さな束が2.5トルコリラである‪アッケシソウ‬の、3回りほど大きな束が、1.5トルコリラで売られている。

■助言

お財布は絶対にいっぱいにしてくること。パザルは高くない。しかし買う物がたくさんある。考えてもみなかったものさえ鞄に入れてしまう。一目見ればカーペットさえ買ってしまう。

朝早くに来ること。なぜなら、昼に向けてレスボス島の住人がパザルに押し寄せるからである。彼らは食べ物から衣類、カーテンまで全ての買い物をここで行うのだ。

空腹で来ること。パザルのどこからもいい匂いが立ち上ってくる。新鮮な果物、チーズカードのアイスクリーム、オリーブオイルのボレッキ、マスティック入りのクッキーを決して逃さないように。

最も重大な提案は・・・買い物や混雑が苦手な人を決してつれて来ないこと!なぜならこのパザルは1、2時間で見終わるようなところではないから。

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( 翻訳者:倉田杏実 )
( 記事ID:26959 )