サムスンで再び洪水、3つの橋が流れ1名生き埋め
2012年07月10日付 Hurriyet 紙


先週、サムスンを襲った洪水で12人が亡くなり、複数の橋が流され家々が水没した。洪水は9日再びサムスンを襲い、1人が亡くなった。住民は、洪水で身動きがとれなくなった車にロープを結んで引き上げて救出した。

■洪水で救助された3人のうち1人が死亡

サムスン県アイヴァジュク郡チャマラン村では、地滑りにより流された家のがれきから負傷して救助された3人のうち1人が亡くなった。救助隊によってがれきの下から負傷して運び出された3人は、チャルシャンバ国立病院へ搬送された。65歳のメスト・ゼンギンさんは病院で行われた処置にも関わらず、助からなかった。負傷したラマザン・ゼンギンさんとマヒル・ゼンギンさんは、病院での治療を継続しているという。
フセイン・アクソイ知事は、豪雨によりチャマラン村で起きた洪水で一軒の家が崩れたことを明らかにし、「残念ながら、一人の住民が亡くなりました。負傷して病院へ搬送された二人も治療を続けています」と語った。
アイヴァジュク郡では、地滑りにより一軒が土砂に埋まった。家にいた二人は救出された。その家の屋根に閉じ込められた一人は、ヘリコプターによる救出がなされていることが分かった。
豪雨がサムスン県の各郡を襲った。サルパザル郡では豪雨により、テルメ川が氾濫した。郡の中心にあった4つの橋のうちひとつが流された。ある橋は、山から流れでた小岩と材木によって流されそうになっていることが明らかとなった。他の二つの橋においてもまた、安全上の理由から警察によって通行止めとされた。郡内にあるいくつかの橋が郡内の村々や他の郡との通行を確保していることがあきらかとなった。郡内の電気も停電となった。建物の1階と地上階(の住民)は避難した。ハリル・アクギュル・サルパザル市長は警察車両で巡回し拡声機から、「絶対に橋を使わないでください。高い所へ避難してください。」と呼びかけ、住民に警告した。サルパザル・ファミリー健康センターは水没した。救急車も水没している。住民は、水に浸かった職場を自力で掃除している。

■一人が生き埋めに

ウフク・アクル・アイヴァジュク郡長は、同郡チャマラン村で地滑りにより一軒の木造の家が土砂に埋まったことを明らかにし、「土砂の下にいた二人は救出された。私も村へ行こうと思います。救援隊は、地域の救援活動を続けています。一方、イェシルプナル村の一人の住民が家の屋根で身動きが取れない状況にあります。その人もヘリコプターでの救出活動がなされています。今のところ、犠牲者はいません」と語った。

■テルメ川流域の住民は全員避難

チャルシャンバ郡長でテルメ郡長代理も務めるチャナル・ユルドゥズ氏は、テルメ郡のキョイブジャウ村とディベクリ村で問題が発生し、この地域にある二つの橋が流されたと話した。チャナル・ユルドゥズ郡長は、テルメ川は水位がかなり高いと語り、「軍警察は、テルメ川の近くにあり黒海に面したチャンガラル村とシヴァスルラル村の住民はテルメ川流域から離れるよう発表しています。郡警察の救援隊はこの地域の住民に注意を促し、川の周辺から離れるよう発表しています」と述べた。
一方、チャルシャンバ郡のイエシルウルマック(川)流域に建てられた集合住宅局(TOKİ)の建物と他の家々の地上階(に暮らす住民)は、用心のため避難した。

■車の救出作業

洪水が襲ったサムスン県で住民が洪水で動けなくなった車にロープを結んで引っ張る救出作業をした。

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( 翻訳者:岸田圭司 )
( 記事ID:26965 )