サウジアラビアに捕らえられている別のイラン人囚人6名に対する死刑判決、減刑される
2012年07月01日付 Mardomsalari 紙
イラン外務省高官のアミール・アブドッラーヒヤーン氏は、「我々は〔イスラーム教徒の〕同胞として、また近隣国として、サウジアラビアに対して二国間関係についての最後通告を行った。サウジ側の対応に変化が見られることを、我々は期待している」と述べた。同氏はイラン国営通信とのインタビューのなかで、「イラン・イスラーム共和国は、域内諸国との関係縮小を求めてはいない」と明言した。
イラン外務省アラブ・アフリカ担当次官はさらに、「サウジアラビアはイラン人囚人18名を処刑したことについて説明を行うべきであり、自らの行動がもたらすであろう悪影響を受け入れなければならない。ここ数週間の間に、麻薬密輸の容疑でイラン人囚人18名が処刑されたが、そのようなことが起こる以前には、両国関係に明確な形で、深刻な対立は存在していなかったのである」と述べた。
次官は、サウジアラビアで未だに複数のイラン人が捕らえられているが、その人達の正確な人数はどのくらいか、またこれらのイラン人囚人たちが〔処刑された〕18名のたどった運命を繰り返さないために、イラン外務省はどのような措置を講じているのか、との質問に対しては、「我々はこの件に関して存在する様々な可能性を活用すべく、努力しているところだ」と回答した。
アミール・アブドッラーヒーヤーン氏はその上で、「これまでのところ、麻薬密輸容疑で投獄され、死刑判決が下されたイラン人囚人の数について、我々に口頭で伝えられたところによると、6名に対してこの〔死刑〕判決が禁錮15年に減刑されたとのことである」と述べた。
同氏はまた、「サウジアラビア側は近々、このことに関する文書を我が国の大使館に対して、正式に送ると述べており、我々としても引き続き、これらの人たちの判決の見直しと我が国への引き渡しを求めている」と付け加え、さらに「我々に対して伝えられているところでは、これらの人たちのうち1名に対して恩赦が適用され、現在彼らの釈放に受けた手続きを行っているところである。これは、イラン人囚人18名に対する死刑判決が執行された後のことである」と述べた。
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( 翻訳者:8409013 )
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