コマーシャルの星ジェム・ユルマズの稼ぎは15年で2千万ドル
2012年07月15日付 Hurriyet 紙


この15年間に7ブランドでコマーシャルの顔となったジェム・ユルマズだが、その期間の収入は2千万ドルにのぼる。パナソニック社のCMで広告業界にその名を広めた彼は、最近チュルク・テレコムから労働銀行に鞍替えした。彼はこれまで食品からモバイル通信機器、燃料、既成衣料品まで数多 くさまざまな分野でコマーシャル・スターとして成功している。

コマーシャル市場の最有力人物の一人、ジェム・ユルマズがチュルク・テレコムから労働銀行に契約替えした。この15年間に7ブランドでコマーシャルの顔となった彼の、この分野での収入は2千万ドル近い。彼はこれまでテレコミュニケーションの広告に登場することが多かったが、その一方で食品、既成衣料品、燃料分野の企業コマーシャルにも出演してきた。これらのコマーシャルフィルムの中でも、彼の最大の収入源だったのはチュルク・テレコムだ。2007年以降、チュルク・テレコムの コマーシャルの顔となったジェム・ユルマズは、この企業から800万ドルの収入を得るという成功をおさめた。また、彼が2年間で500万ドルという労働銀行との契約にサインしたことも明らかになっている。

■はじまりはG600モデルの宣伝

ジェム・ユルマズが初のコマーシャルフィルムを撮影したのは1997年のことだ。パナソニック社の携帯電話モデルの宣伝でカメラの前に立ったユルマズは、ロジャー・フォーマンという名の科学者を演じた。彼がパナソニックG600モデル携帯電話の宣伝をしてまもなく、この製品の売上は劇的に伸びたのだった。

■兵役の前にも

ユルマズの2本目のCMは、マーヴィ・ジーンズだった。彼は兵役に就く直前に父のアーリフ・ユルマズ氏とともにカメラの前に立っている。アリ・タラン・クリエイティブ・ワークショップ社が請け負ったこのCM映像では、アーリフ・ユルマズ氏が、息子が兵役へ行った後、ジーンズと車が自分のものになって歓喜する父親を演じた。ジェム・ユルマズはCM2本に出演し、マーヴィ・ジーンズから25万ドル近い収入を得ている。

■「全てフィーリング」

またジェム・ユルマズは、2000年代初頭にはGSM企業であるテルスィムのCMに出演した。彼はこのCMで「全てフィーリング」というキャッチコピーを使用。アジダ・ペッカンも出演したこのCMでは、彼が150万ドル稼いだことも明らかになっている。ユルマズはテルスィムム社のCM3本に出演し、同社と2年近く一緒に仕事をした。

■ドリトスのCM

これまで最も話題となったCMのひとつは、スナック菓子ドリトスのものだろう。2004年、ドリトスの宣伝でカメラの前に立ったジェム・ユルマズは、「ドクター」のキャラクターで大きな賞賛を集めた。彼はこのCMで240万ドルの収入を得た。

■どの会社からいくら?

マーヴィ・ジーンズのCMで25万ドル近くの収入を得、テルスィム社の広告キャンペーンの顔となって150万ドル、ドリトスでは240万ドルを稼いだ。オペット石油のCMでは270万ドルのギャラを得て、チュルク・テレコムからは800万ドル稼いでいる。さらに労働銀行との500万ドルの契約にサインした。

■映画6本で興行収入1億1800万リラ

映画6本で主演を果たし、記録的な収入を手にしたジェム・ユルマズだが、なかでも『A.R.O.G』での収入にはほかのどの作品も及ばない。『Her Şey Çok Güzel Olacak(英題:Alles wird gut!)』という作品で、映画の世界に入った彼は、動員数123万9015人、887万6525リラの興業収入を手にした。その後も、『G.O.R.A』、『Hokkabaz(英題:The Magician)』、『Yahşi Batı』、『Av Mevsimi(英題:Hunting Season)』などにより、これまでの興業収入が1億1800万29リラとなっている。彼は映画業界においても重要人物となることに成功したのである。

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:27017 )