トルコ、エチオピアの「ムハンマドの教友」廟を改修へ
2012年07月16日付 Zaman 紙


ベキル・ボズダー副首相は、「はじめてイスラム教徒を受け入れたエチオピア王の廟とムハンマドの教友廟をトルコが保護に乗り出します。トルコとして、単なる祖先の(歴史的)遺産ではなく、我々の文化や宗教的遺産として保護に乗り出し、次代に継承していけるよう努力します。これはトルコの偉大さの現れなのです。」と話した。

トルコはエチオピアのネジャシ村にある預言者ネジャシと共に12のムハンマドの教友廟を改修し、整備を進めさせている。ベキル・ボズダー副首相はエチオピア訪問の際、アジスアベバから専用機でメケレ、そこから陸路でネジャシ村に向かった。ボズダー副首相は、預言者ネジャシとして知られるエチオピア王アシャムの廟とムハンマドの教友廟を訪れ、廟の隣にあるモスクも訪問し、中庭の子供たちにお菓子を配った。

■「TIKAが改修する」

ボズダー副首相は、トルコ協力開発機構(TIKA)によって改修・整備が行われる予定の廟で、改修予定箇所を見て回り、TIKA関係者の話を聞いた。副首相は、トルコが預言者ネジャシとムハンマドの教友廟を改修すると話し、「TIKAはエチオピアのネジャシ村で預言者ネジャシとムハンマドの教友廟を改修・整備するため動き出した。はじめてイスラム教徒を受け入れたエチオピア王の廟とムハンマドの教友廟をトルコが保護に乗り出します。トルコとして、単なる先祖の遺産ではなく、我々の文化や宗教的遺産として保護に乗り出し、次代に継承していけるよう努力します。これはトルコの偉大さの現れなのです。はじめてヒジュラ(移住)をしたムハンマドの教友の廟がトルコによって、改修されることになることは、我々にとって大きな誇りであり、喜びです。預言者ムハンマドの教友廟を改修することはトルコにとって大いなる幸運となります」と話した。

この訪問では、ボズダー副首相に、アジスアベバ駐在のウウル・ケナン・イペキ・トルコ大使、セルダル・チャムTIKA会長、アフメト・リュトフ・アカル赤月社代表、宗務庁メフメト・パチャジュ外事局長、メフメト・スィナン・ユルドゥズ首相府災害緊急事態対策局(AFAD)副会長、保健省アリ・ジョスクン緊急対策局長が同行した。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:27034 )