家庭裁判所に離婚を訴えた女性「夫は私を裏切っていると、女の勘が告げるのです」
2012年07月09日付 Mardomsalari 紙

 ある女性が「夫には他に女がいることを、女の勘が告げている」として、裁判所に訴え出る出来事が起きた。女性は、もし第二の女の影などないというのであれば、どうして夫は女性との間に子どもを儲けることに反対しなければならないのか説明がつかないと指摘、こうしたことを理由に夫との離婚を主張している。

 イラン学生通信(ISNA)の報道によると、37歳になるこの女性は家庭裁判所に出廷し、夫との離婚を申し出たという。彼女は裁判官に向けて、「私たちがともに暮らし始めて、およそ10年になります。しかし、こんなに長い時間をともに暮らしたというのに、夫は私たちの子どもを儲けようとはしないのです」と述べた。

 女性はその上で、「私は夫に疑いを抱いています。子どもを儲けようとしないのは、他に女がいるからではないかと思います。実際、子どもを儲けようとしない夫の振る舞いは、実に奇妙です」と話し、さらに「夫はいつも様々な理由を付けては、何時間も家を留守にし、私を家に独りぽっちにしてしまいます。夫の行動全てが、ほかの女がいるということ、私を裏切っているということを示しているのです」と続けた。

 彼女はさらに「夫の行動に折り合いをつけることなんて、私にはできません。私は夫と別れたいのです。私の両親も、夫と別れたいという私の考えに賛同してくれています」と述べ、次のように明かした。「私たちの夫婦生活は、夫にとって非常につまらないものであるらしく、食材を買うための費用すら出してくれません。彼は、私との生活にはこれっぽっちも関心がないといっています。私が子どもを儲けることについて口を開くと、私を黙らせようと、いつもひどい喧嘩をふっかけてくるのです」。

 彼女はさらに次のように指摘した。「子どもを儲けることは、私にとって一つの願いになっていましたが、もうこのことについては考えたくありません。というのも、今や夫と別れることが、私にとってどんなことよりも重要だからです。夫への疑念があまりにも大きいので、彼を許すことなど、どうしてもできません」。

 この若い女性は、裁判官の「あなたの夫がほかの女性と一緒にいるところを見たことがありますか?」との質問に対して、「いいえ、私自身の目では見ておりません。しかし女の勘が私に、夫にはほかのパートナーがいるということ、私を裏切っていることを告げているのです」と答えた。

 この37歳の女性はその上で、「できるだけ早く夫から離れたいのです。なぜなら夫が私を裏切っているということを感じることに、もう耐えられないからです。夫が私を裏切っているということ、だからこそ私たちの子どもを儲けることに同意しようとしないのだということを、私は確信しております」と付け加えた。

 イラン学生通信の報道によると、裁判官は若い女性の申し立てを聞いたものの、男性の欠席を理由に、離婚に関していまだ判決は出していないとのことである。

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( 翻訳者:8410170 )
( 記事ID:27050 )