イスタンブル・アタシェヒルに1万人収容ミーマール・シナン・モスク、完成
2012年07月20日付 Zaman 紙


2年の歳月をかけて建設されたアタシェヒルのミーマール・シナン・モスクは、ラマザン月の最初の金曜礼拝から礼拝に開放された。モスクの開会は建築に密接に関わったタイイップ・エルドアン首相の力による。

エルドアン首相は、ガボン共和国のアリ・ボンゴ・オンディンバ大統領とイラクのウサーマ・アン=ヌジャイフィー国会議長と共にミーマール・シナン・モスクで金曜礼拝をし、出口でモスクにつめた信徒たちに向かって演説した。演説では連帯について語った。首相は、「一つであること、連帯することは我々の義務で す。互いを愛さなければありません。互いを区別することはできません。(そうすれば)連帯することになるでしょう」と話した。ミーマール・シナン・モスクは、総建設地 6,758平方メートルで1万人主要可能。モスクには46,000平方メートルの公園が併設されている。

タイイップ・エルドアン首相は、ラマザンの初日に両親の墓を訪れた。その後、金曜礼拝のためにアタシェヒルにあるミーマール・シナン・モスクに向かった。 ガボン共和国のアリ・ボンゴ・オンディンバ大統領とイラクのウサーマ・アン=ヌジャイフィー国会議長、そして大臣らがエルドアン首相に同行した。メフメ ト・ギョルメズ宗務長官が金曜礼拝を指導した。

エルドアン首相は、中庭につめた市民に話しかけた。モスクの建設に力を尽くした慈善家らを賛辞した。

■アジア側にはスルタンのモスクがなかった

エルドアン首相は、このようなモスクをアジア側に建設する目標について言及し、「ヨーロッパ側にはスレイマニエ・モスク、ミーマール・シナンによるイスタ ンブル最初の作品であるシェフザーデバシュ・モスクがあります。もう一方にはスルタン・アフメト・モスクとファーティフ・モスクがあります。しかしアジア 側にはこのような金曜礼拝を行うためのモスクやスルタンが建設したモスクはありませんでした。我々が望んだように、アジア側にも金曜礼拝を行うためのモスクやスルタンが建設したような(規模の)モスクが必要なのです」と説明した。

首相は、連帯について話し、次のように演説を続けた:「なぜならば一つであって、ともにトルコを、そしてイスタンブルを作っていかなければならないからで す。次のように言います;神よ、モスクに信徒がなく、コーランがなく、尖塔からはアザーンが流れてこないままとしないでください。なぜならば、独立行進曲にあるように、『このアザーンにあるように、殉教者たちは信仰の礎、わが永遠の祖国の上でうめかねば』と言いながら今日まで来たのです。互いに愛し合うことは我々の信仰の教えです。このために互いに愛し合わなければならないので す。我々は連帯し統一します、あらゆる面でトルコはさらに非常に異なったものになるでしょう。アッラーに我々をラマザンにめぐり合わせてくださったこと同様に、バイラムでも連帯の中でめぐり合わせてくださるよう祈ります。」エルドアン首相は、演説後、モスクのVIPサロンでウサーマ・アン=ヌジャイフィー国会議長と会 談した。メディアに対して非公開の形で行われた会談は30分間続いた。

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( 翻訳者:富田祐子 )
( 記事ID:27078 )