「抵抗したのはお前か」グループ・ヨルムへ求刑
2012年07月19日付 Radikal 紙


グループ・ヨルムが活動の拠点としているイディル文化センターに対して去年強制捜査が行われた際、5人のミュージシャンが抵抗したとして、これを理由に18か月から9年までの懲役を求刑する裁判が開かれた。ミュージシャンと共に裁判にかけられた8人に対しても最長70年の懲役が求刑されている。
イスタンブルで去年、5月10日に非合法組織革命人民解放党戦線(DHKP/C)に対する掃討作戦の一環として、グループ・ヨルムが属するイディル文化センターへも強制捜査が行われた。強制捜査において、テキルダーF型刑務所で作成され送られてきたとみられるマヒル・チャヤンのエンボス加工されたポートレイトとドゥルスン・カラタシュの写真が発見された。起訴状によれば、強制捜査が行われている間に警察官に対し「警察はファシスト、殺人者、迫害者」と侮辱し、「人間の尊厳は、拷問にも打ち勝つ」というスローガンを掲げ抵抗を続けたとして、グループ・ヨルムのメンバーのうちアリ・アラジュ、セチキン・タイグン・アイドアン、ジャネル・ボズクルト、アイフェル・ルズギャル、エズギ・ディラン・バルジュも逮捕された。5人のミュージシャンに対して 「公務員(警官)への抵抗」という訴状で18か月から9年までの懲役を求刑する裁判が開かれた。またバルジュが参加した10の別の合法活動も「犯罪」とみなされた。容疑者たちに対し「非合法組織のメンバーであること、組織的プロパガンダ、器物破損、警官への抵抗」といった罪により7年半から74年までの懲役が求刑されている。

■どのような行為で告発されたのか

犯罪とみなされた活動には以下のようなものがある

・イスラエルのガザ攻撃への抗議
・「教育、無料」と書いたプラカードのために逮捕されたフェルハト・テュゼルとベルナ・ユルマズを支援した
・バイラムパシャ刑務所を巡る裁判の時に、裁判所までデモを行った
・「人民戦線」と書かれたゼッケンを着てメーデーに参加
・ドゥルスン・カラタシュの葬儀への参加
・エディルネでのリンチ行為への抗議
・マヒル・チャイラン追悼式典への参加

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( 翻訳者:堀谷加佳留 )
( 記事ID:27105 )