大金もちの物乞い?―乞食のポケットから4495リラ
2012年07月23日付 Yeni Safak 紙


アダナで断食月をチャンスとばかりに、市民の敬虔な感情につけこんで物乞いをしていた男のポケットから4495リラ(約20万2千円)が出てきた。この男は以前も金銭問題で逮捕されていたことが明らかになった。

セイハン市の広報・住民課の発表によれば、ジェマル・K(82)は2012年6月3日に物乞いをして、人々に不愉快な思いをさせた罪で逮捕された。その後、1万1518リラ(約51万円)を所持していたことがわかった。セイハン市警察は、ベシュ・オジャック警察派出所から調書と所持していた現金と共に引き渡されたジェマル・Kに対し、「軽犯罪法違反」による83リラ(約3700円)の罰金を課し、彼が所持していた現金は没収した。

ジェマル・Kが、自分は物乞いではないと主張し、没収された1万1518リラの返還を要求したことに対し、セイハン市警察はジェマル・Kについて地区派出所に身元調査をするよう要請した。

セイハン市警察管轄のベシュ・オジャック警察(派出所)から6月18日にセイハン市警察に送られた書類では、ジェマル・Kが何ヶ月も市場で、「私は病気で、治療を受けに県外に行くつもりだ」といったことを口実に、金銭をせびっていたことが、複数の目撃者の証言で明らかであると書かれていた。

軽犯罪法第33条に照らしてジェマル・Kを過料に処し、物乞いによって手に入れたことが確認された1万1518リラは没収、市議会の決定により市の収入として記載されたことが明らかとなった。

昨日、物乞い中に警察官に逮捕されたジェマル・Kは4495リラを所持していたが、没収された。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:百合野愛 )
( 記事ID:27109 )