ロンドンのエルドアン首相「イスラム教徒の多数派の国でオリンピック開催を」
2012年07月28日付 Zaman紙

レジェプ・タイイプ・エルドアン首相は、「人口の大多数がムスリムである国で、今日までオリンピックが開かれることはなかった。国民は、それはなぜかと人に問う。なんの不足があって行わないのか?」と述べた。

エルドアン首相は、バスケットボール女子のトルコ代表チームがロンドン・オリンピックのグループAの初戦でアンゴラと戦った後会見を行い、国際オリンピック委員会のジャック・ロペ会長とロンドンで行った会談に関する質問に、「会談は肯定的な雰囲気で進んだ。今年はジャック氏の任期最後の年にあたり、我々に関する決定は彼の任期中に決められるだろう。それ以降の時期は新たに選ばれる会長が導くだろう」と答えた。

イスタンブルが2020年オリンピックへの立候補に関して、エルドアン首相は次のように述べた。

「イスタンブルには以下のような特徴がある。ロンドンは3回、マドリードは2回オリンピックを行った。東京も2回行ったが、これらの国々は2回、3回オリンピックを行なった一方で、トルコは5回最終選考まで残ったものの未だにオリンピック開催権を与えられていない。これは勿論、すばらしい公平なアプローチとは言えない。この見解を彼らと共有した。」

■「トルコの現状は欧州とは違う」

エルドアン首相は、この件にはまだ他の側面があると述べ、次のように続けた。

「人口の大多数がムスリムである国で、今日までオリンピックが開かれることはなかった。国民は、それはなぜかと人に問う。なんの不足があって行わないのか?イスタンブルはアジアとヨーロッパ大陸が出会い、文明が交差し、出会う都市である。経済的に見て全てのヨーロッパ諸国は下降している。ヨーロッパ経済が下降する時代に、トルコは現在まったく異なる状況にある。インフラや建築物についてとても良い状況になっている。オリンピック競技は、取り外し可能なスタジアムで行われている。我々は取り外し可能なスタジアムでは行わず、完全に、あらゆる競技が可能なスタジアムで行う。スタジアムはあるし、『8万人規模のスタジアムを持っていないだろう』と言われれば、8万人規模のスタジアムも建設する。イスタンブルには6万人規模のスタジアムがある。これらのうち1つはオリンピックのために建設され、現在は屋根のない観客席も閉じている。非常にモダンなスタジアムである。アリーナは、ヨーロッパの多くのスタジアムより優れている。我々に欠点はないが、あるとすればそれらを克服する。」

■「2020年に焦点を合わせる」

2020年オリンピックのためにメディアや視聴者、スポーツ選手にどのようなメッセージを伝えるかという問いに、エルドアン首相は次のように答えた。

「ライセンスを持つ選手は良い。我々はさらなる努力をする。しかし我々に課された任務は以下のものである。青年スポーツ大臣も各連合の長も、つまりスポーツ選手たち以前に我々に課された任務がある。それは、非常に能力が高く、質が高い師とともにこの仕事を続けることだ。実際、このようにして現在の位置までやって来た。本当にこの仕事に意欲を持つ、能力が高い師たちとここまでやって来た。私は信じている、今後のプロセスでも個人・団体競技ともにこのステップを踏み出し、必要であれば外から非常に重要な人物たちも招致してこれらの試みを続け、2020年に焦点をあわせると。」

■バスケットボールチームの勝利

エルドアン首相は、観戦したアンゴラ戦での女子バスケットボールチームの勝利に満足を示し、「女子バスケットボールチームも、バレーボールチームも、本当に信頼している。チームプレーでも、団体競技でも両チームは我々にとって初めてのものだ。今日も22点差でアンゴラ戦を始めた。これは我々にとって喜びの足がかりとなった」と話した。

エルドアン首相は、バスケットボール選手らもこのような喜びの興奮を感じていると信じていると述べ、次のように続けた。

「今後のプロセスに向けたものとして、彼らを決勝で見ることができれば、と望んでいる。決勝進出を果たせばこれは将来へ、10年後へ向けたメッセージとなる。トルコではこの分野でとても真剣に投資しているからだ。とりわけ、学校にこの事業を導入させるプロセスでは、学校で非常に重要な進展が起こっている。この機会に、現在のバスケットボールチームはここから結果、すなわちメダルを獲得すると信じている。オリンピックで選手らの良い結果の切望する一方で、兄弟や子供たちも、成果を残すことができるようになればと期待している。」

■バスケットボール選手らを祝福

エルドアン首相は、エミネ・エルドアン夫人と娘のシュメイイェ・エルドアンさんとともにアンゴラ戦後に女子バスケットボール代表チームの選手らを祝福した。

スタンドから控え室がある部分に下りたエルドアン首相は、女子バスケットボール選手らに祝辞を述べ、その後の試合での成功を祈った。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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(翻訳者:永山明子)
(記事ID:27176)