中国政府、新疆ウイグル自治区の公務員と学生の断食禁止
2012年08月01日付 Hurriyet 紙


中国当局は、人口900万の大多数がムスリムである新疆ウイグル自治区で、またもや新たな弾圧を行っている。自治区内の国家公務員及び学生にラマザン月中の断食を禁止した。

断食禁止の通達は、自治区行政当局の公式サイトで発表された。この通達には、「共産党員、国家公務員(退職者を含む)及び学生がラマザン月に特有な宗教行為を行うのを禁止する」と記されており、またその禁止措置は「ラマザン月期間中の社会的安定の確保のため」と記されている。

■モスクに行けない

ウイグル自治区の住民へ行われた「ラマザン月の制限」により、学生たちはラマザン月の間はモスクへ行くことも禁止され、ザカート(喜捨)、 フィトレ(ラマザン中の喜捨)もできなくなった。

さらに通達では、共産党幹部に、ラマザンの間食事を十分とってもらうため地域行政幹部に食べ物を贈ることを、求めている。

これらの禁止は、ウイグル自治区の独立を求めて闘っているグループによってすぐさま抗議された。

世界ウイグル会議は、今回の禁止について「ウイグル人の(中国人へ対する)反発をさらに大きくするだろう」と発表した。さらに続けて、「中国は、ラマザン月の宗教義務を禁止し、ウイグル人に行政的手段で断食をやめさせようとしている」と述べた。

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:27234 )