アジア側地下鉄、8月17日開業―ミニバス時代に終止符
2012年08月09日付 Radikal 紙


イスタンブル広域市長のカーディル・トプバシュは、カドゥキョイ・カルタル間の地下鉄が8月17日に開業し、この路線のドルムシュ (乗り合いバス)とミニバスは路地から大通りへと乗客を運ぶようになるとし、「これからは風刺画で描かれているようなミニバスは時代遅れとなるだろう」と 述べた。

トプバシュ市長は、カドゥキョイ・カルタル間の地下鉄が8月17日金曜日にカドゥキョイ広場で開催される式典の後開業するとし、式典にはレジェプ・タイイプ・エルドアン首相も参加すると明らかにした。

カドゥキョイ・カルタル間の地下鉄は共和国史上最大の地下鉄投資事業であったと強調したトプバシュ市長は、次のような情報を伝えた。

「世界的に見ても、この規模で地下鉄工事を行った地方自治体はありません。なぜなら世界では地下鉄は政府の管轄だからです。同観点から、カドゥキョイ・カ ルタル間の地下鉄は自治体という点でも世界では初となります。車両・線路システム、駅を含む30億リラを費やしたこの地下鉄は、共和国史上最大の地下鉄路線と なります。開業以降の我々の期待は、100万または150万に迫る乗客です。イスタンブルでは現在137万人が地下鉄と軌道車両を利用しています。2004年の利用客数は約40万人でした。2014年にはこの数字が495万人に上り、2016年には700万人がこれを利用することになるでしょう。主にこの都市の交通問題を解決する重要な意味を持っています。個人が自家用車を使用する必要はなくなり、地下鉄を選択し、行きたい場所へ簡単に行くことができる ようになります。」

マルマライが2013年の年末以降完成すると述べたトプバシュ市長は、このようにどこから地下鉄に乗ってもウムラニイェ、チェクメキョイ、カルタル、空港、バシャクシェヒル、レヴェントに行くことができるようになると述べた。

トプバシュ市長は、「2016年を、地下鉄がより活発に利用され、市民は自家用車を使用する代わりに地下鉄を利用する年になると見ている」と語った。


■「これからは風刺画の中のミニバスは時代遅れとなる」

カドゥキョイ・カルタル間の地下鉄が開業した後、同路線のドルムシュとミニバスに関する動きがあるかどうかについての質問に対し、トプバシュ市長は、ミニバス協会と面会し、共同委員会を設立したと説明した。

「ミニバスの運転手は必要です」としたトプバシュ市長は、ミニバスとドルムシュは地域の路地から乗客を運んでおり、自治体はこのようなサービスを提供していないと述べた。主要道路からミニバスが撤廃されるとしたトプバシュ市長は、次のように語った。

「ドルムシュとミニバスをよりクオリティーの高いものにする必要があります。ドルムシュとミニバスを、バスに似た形でより質の良い状態にしなければなりま せん。市民がミニバスを好むような、障害者も乗車することができるよう質が良く快適な、冷房の設置されたものにしなければなりません。もはや風刺画の中のミニバスは時代遅れとなるでしょう。これは彼ら自身も受け入れている事実です。ミニバスは路地から大通りへ乗客を運ぶシステムとなるでしょう。一部ミニバスはバスに転換させます。そうした作業が行われています。ミニバスを続けたい者はミニバスのまま、バスが良い者はバスとして続けていくことになるでしょう。 このような動きを提案しています。ミニバスとして活動を続ける運転手も、あまりに多くの乗客は運ばないようになるでしょう。」

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( 翻訳者:釘田遼香 )
( 記事ID:27301 )