英選手のドーピング発言を一蹴、「人格の問題」
2012年08月11日付 Radikal 紙

青年・スポーツ省のスアト・クルチュ同相は、リサ・ドブリスキー選手(英)からドーピング疑惑が申し立てられたことに関する発言で、「トルコの選手は国民からの声援でドーピング効果(ざらなる力)を得ているのです」と話した。

クルチュ青年・スポーツ相は、首都ロンドンのウェストミンスター地区タジ・ホテルでの会合でスピーチをおこなった。同相は、前日夕方、五輪スタジアムで開催された女子1500メートル競技で1O位だったリサ・ドブリスキー選手(英)が、同競技1位で金メダルを獲得したアスル・チャクル・アルプテキン選手と2位で銀メダルを獲得したガムゼ選手についてドーピング疑惑を申し立てていることに関し、「トルコの選手は国民からの声援でドーピング効果(ざらなる力)を得ているのです。」」と述べた。

アスル・チャクル・アルプテキン選手とガムゼ・ブルト選手が歴史を刻んだ女子1500メートル決勝の後、英代表リサ・ドブルスキー選手は会見を行い、トルコ選手に見苦しい告発を行った。様々な会見の場でアスル、ガムゼ両選手は、彼女らに対し「ドーピングをした」とほのめかす英選手に返答した。
2012年ロンドン五輪女子1500メートルで金メダルを獲得したアスル・チャクル・アルプテキン選手と、同じく銀メダルを獲得したガムゼ・ブルト選手は、歴史的栄光にその名を刻んだ。1500メートル決勝で初めて、同国から2選手が競いワンツーフィニッシュをきめたのだ。しかしトルコ選手が歴史を刻んだその1500メートルで、10位に終わった英代表リサ・ドブルスキー選手が、アスル選手のドーピングをほのめかした。

■「会見で彼女の人格がわかる」

競技で1位を決め、金メダルを手にしたアスル選手は次のように語っている。
「私は2010年以降、世界アンチ・ドーピング機関(WADA)のリストに名を連ねています。ですから月に6回検査を受けています。競技前後にも受けました。彼女が言ったことなど全く気にかけていません。実の成る木は石を投げられるもの。こうした会見で彼女の人格がわかります。」

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( 翻訳者:原田星来 )
( 記事ID:27323 )