修復つづくサラエヴォ国立図書館―2014年、再開
2012年08月27日付 Zaman 紙


ボスニア内戦中、サラエヴォを包囲した過激なセルビア人ナショナリストたちによって20年前に行われた砲撃の結果、発生した火災で、約200万の蔵書を消失したサラエヴォ国立図書館では、修復作業が続いている。

「街の記憶」として知られ、サラエヴォとボスニア・ヘルツェゴヴィナの歴史に関する多くの資料と本が保管されている国立図書館は、2014年6月に再開される予定だ。図書館の焼失から20年目を迎えて記者会見を行ったサラエボヴォ広域市局長アリヤ・ベフメン氏は、内戦後すぐの1996年に始まった図書館復旧のための第一段階で、オーストリアの支援があったと説明した。さらにベフメン氏は、2005年に第二段階として行われた復旧作業にはEUから250万ユーロの支援があったと述べ、修復の第3段階であり最終段階は現在継続中であると話した。ベフメン氏は、図書館の再開に際しては、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団がコンサートを行い、そして世界的に有名なツール・ド・フランスのレースが、サラエヴォを通過する予定だと述べた。

Tweet
シェア


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
原文をMHTファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


( 翻訳者:門野淑香 )
( 記事ID:27459 )