これが、新学期にはじまる「コーラン」の授業
2012年08月29日付 Radikal 紙


新たに始まる「コーラン」の授業内容が明らかにされた。
CNNトルコのベトゥル・コタン記者によると、「コーラン」の授業は週二時間の選択科目となる。新学期から始まるこの授業のカリキュラムが教育委員会の承認を得た。授業の目的は、コーランの詠み方を生徒に教え、コーランの意味を生徒に伝えることだ。授業計画の詳細は以下の通り:

■5年生のカリキュラム

・5年生からこの授業は開始される。最初の授業で、コーランをなぜ学ばなくてはならないのかを話し合うことになる。
・「コーランを知ろう」という単元では、コーランのお話、祈り、概念について知識を得る。2番目の単元では、コーランの詠み方を習う。
・文字、文字の詠み方、詠み進め方などを、一つ一つ学んでいく。覚えやすいように、皆声を合わせて音読する。コーランの詠み方を学んだら、牝牛の章(第2章)を詠み始める。スブハネケの祈り、サリバリクの祈り、純正章(第112章)、ケヴセルなどの祈りを暗誦する。

■6年生のカリキュラム

・6年生では、コーランを美しく読むことに重点が置かれる。そして、生徒は、朗誦の規則に則った美しい読み方を学ぶ。祈り、朗誦、数珠、跪拝などの概念を学ぶことがカリキュラムの一環である。
・6年生で牝牛章とヤースィンの章(第36章)を詠み、アメントゥ、黎明章(第113章)、人々章(第114章)を暗誦する。

■7年生のカリキュラム

・7年生で、コーランのイスラームにおける位置付けを学び、コーランのメッセージを理解するよう努める。
・コーランの詠み方をさらに磨く。文字の伸ばし方、アクセントのつけ方などに学ぶ。
・7年生で暗誦する祈りには、無信仰者章(第109章)、象章(第105章)、クライシュ族章(第106章)、慈善章(第107章)のようなものがある。
・生徒は意味もきちんと覚えたうえで、皆で音読を繰り返し暗誦できるように取り組む。

■8年生のカリキュラム

・8年生では、コーランのメッセージを踏まえたうえで、ヤコブやユスフのような預言者たちの話を学ぶ。
・天啓章(第25章)、慈悲あまねく御方章(第55章)、集会章(第62章)などを詠み、時間章(第103章)、カーディル章(第97章)やアイェトゥル・キュレシの意味を理解したうえで暗誦する。

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( 翻訳者:大久保はるか )
( 記事ID:27477 )