ジャリーリー「イランによる核開発の権利主張は全NPT参加国の権利を擁護するもの」
2012年08月30日付 Jam-e Jam 紙

 国家安全保障最高評議会書記はアルジェリア外相との会談で、「イランは自国の核の権利にこだわっているが、それはNPT(核拡散防止条約)のメンバー各国、そして独立した国々の包括的権利の擁護でもあるのだ」と語った。

 IRNA(イラン国営通信)によると、サイード・ジャリーリー氏はこの会談で、アルジェリア人民による過去の反抑圧闘争について触れ、アルジェリアが非同盟運動の目標を推進させる上で重要な役割を果たしてきたことを強調した上で、「自由で独立した国々は非同盟運動という枠組みのなかで、統一と団結を実現することで、世界の一大勢力に変貌を遂げることが可能だ」と述べた。

 国家安全保障最高評議会書記はまた、インド首相顧問(国家安全保障担当)との会談の中で、非同盟諸国間での戦略的協力関係の確立は、覇権体制からの過度な要求に対する防波堤となり得るとの見方を示した。

 イラン国営放送報道センターが伝えたところによると、サイード・ジャリーリー氏はこの会談で、国際関係に影響を与え、正義に基づく新たな参加型の体制を世界に築くにあたっての、非同盟運動のポテンシャルについて指摘した上で、新たな世界状況に適合的な、経済・金融・安全保障上の仕組みをデザインし確立するためには、イランやインドなどの非同盟運動の創設国/有力国がこれまで以上に協力することが重要であると語った。

 同氏はまた、ペルシア湾には膨大なエネルギー〔資源〕が蓄えられており、一部の西洋列強はこの資源の支配を自らの基本方針としていると指摘した上で、「諸外国が悪意をもって、非同盟諸国の戦略的連携や協力関係を妨害するようなことを許してはならない」と付け加えた。

 またジャリーリー氏は、「テロとの戦いの名のもとにアフガニスタンを占領し、麻薬を蔓延させている国々は、今もテロを手段として用いながら、シリアにおける民主主義の確立を主張しているのである」と語った。

〔後略〕

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( 翻訳者:8409148 )
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