最高指導者、北朝鮮最高会議議長と会談「いかなる圧力によっても意志が妨げられることはない」
2012年09月02日付 Mardomsalari 紙

 NAM(Non-aligned Movement:非同盟諸国運動の略)会議終了後、イランを訪れた各国首脳らは、我が国高官との会談に臨んだ。こうした中、イスラーム革命最高指導者はNAM会議に参加した北朝鮮、ギニア・ビサウ共和国、及びモンゴルの各指導者たちと相次いで会談を行った。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下は、北朝鮮人民共和国のキム・ヨンナム最高人民会議常任委員長との会談で、イランと北朝鮮は多くの分野で同じスタンスを有していると指摘したうえで、「大いなる目標に向けて、真摯に歩み続けることが必要だ。いかなる圧力、制裁、脅迫も、確固たる意志を妨げることはできないのである」と強調した。

 最高指導者事務局の広報サイトによると、同師はさらに「イラン・イスラーム共和国は己の偉大なる目標に向けて、不退転の決意で歩み続ける」と付け加えた。

 イスラーム革命最高指導者は両国の関係拡大の余地は大きいとの見方を示したうえで、「イラン・イスラーム共和国と北朝鮮には共通の敵がいる。なぜなら、抑圧的な列強〔=欧米諸国〕にとって、独立した政府は我慢がならないからだ」と指摘した。

 アーヤトッラー・ハーメネイー閣下はまた、自身が大統領を務めていた時代に北朝鮮を訪問したことにふれ、同国の故キム・イルソン国家主席の人柄を称えた。

 キム・ヨンナム最高人民会議常任委員長は、この会談で北朝鮮最高指導者のキム・ジョンウン氏からの挨拶の言葉を伝え、大統領時代のアーヤトッラー・ハーメネイー閣下の北朝鮮訪問は、二国間関係にとって転換点となったとの認識を示した上で、「イラン・イスラーム共和国との関係の拡大は、北朝鮮の戦略的基本政策の一つを占めている」と強調した。

 同氏はまた、イラン・イスラーム共和国が様々な分野で進歩を遂げていることを称えた。

(本記事はAsahi 中東マガジンでも紹介
されています。)

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( 翻訳者:8409148 )
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